武術家、身・心・霊を行ず──ユング心理学からみた極限体験・殺傷のなかの救済
- 遠見書房 (2017年10月2日発売)
本棚登録 : 25人
感想 : 3件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
- / ISBN・EAN: 9784866160375
作品紹介・あらすじ
ユング派精神分析家にして精神科医である著者が,武術の心身論に関心を寄せていたある日,学会で知り合った人物から一つの記録を手渡される。その人物はさる武術の高名な師範で,記録というのは老師範自身の修行体験を克明に綴ったものだった。 身体の訓練,心の鍛錬をへて段階が上がり,過酷かつ精妙なものになるにつれて,行は霊的な次元にまで到る。不可思議な極限状態の詳細な記述,行を見守る謎めいた人物たちとの交流,現実とはにわかに思えないような現象,現代において武術を行うことの意味──。深層心理学の立場から,「行」に生きた武術家の驚くべき体験をひもとき,その意味を解き明かしていく。
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
相変わらず、老松さんは色々と嗜んでいらっしゃる。
やっぱり、この職業の人は、こうでなくっちゃね。 -
にわかには信じられないある武術家の修行記録。
本人ではなく弟子によって書かれておりユング心理学をベースにした解説はわかりやすい。
非常に興味深い内容で色々と自分の中では腑に落ちました。
それにしてもこの本で書かれているQ師範というのが誰なのかが気になりますね。
全3件中 1 - 3件を表示