家を買いたくなったら 令和版

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  • WAVE出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784866212340

感想・レビュー・書評

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  • そろそろ家を買いたいねと話し始めて2年ほど。戸建がマンションか新築か中古か、購入する住まいの地域の環境はどのようなところが良いかなどは話していたが、その後、転勤に共なう転居などがあり、ちょっと小休止状態になっている我が家。
    また、実際に買うとなると具体的にどのように動けばよいのかわからないので、それを知りたくて手にした一冊。結論からいうと購入前に手にしてよかったです。この本を指針に動いていけば良いなと思いました。夫とも知識を共有したいので、まずはこの本の要約を作って、夫に見せるところから始めようと思っています。

  • まさに本書のタイトルどおり、家の購入を考え始めたので、手に取りました。初心者としては、全般的に考えなくてはいけないことを整理してあり勉強になりました。
    人口減少社会における住宅の需給バランスの話は、焦る必要はないと引き戻してくれます。
    「どんな家に住みたいか」その中での優先順位は?
    これは先日初めてのモデルルーム見学の営業の方にも言われました。これから色々見ていくのに、大切な軸を3つぐらいに絞った方がいいですよ。と。
    住宅ローン、住宅ローン控除、金利、税金のお金の話。そして物件価格や物件価格の考え方。10件以上は見学して横並びで整理しよう。値引きを打診するタイミング。現地だけでなく、周辺環境、中古なら法務局、自治体の防災課へも足を運ぼう。
    どの項目も分かりやすく書かれていて、納得感がありました。これから購入を考えたい方、不動産購入の予備知識がない方にはお勧めです。

  • 新築マンションから中古一戸建て、はてはリゾートマンションまで、家を買いたくなった人が気をつけること、やるべきことの具体的な道標が惜しげもなく盛り込まれている。
    旧版から改訂版へ、そして今回の令和版。
    改定を重ね時代にあった情報に刷新して出版し続けてくれていることに感謝したい良書だった。

    なにを求めて家を買うのか土台からしっかり考えつつ、ここで学んだ情報を集めて理性的に考えていく。

  • 家を購入したくなった時に考えるべき、家探しの方法・不動産会社との付き合い方・住宅ローンや税金のお金周り、値引き交渉のタイミングなど幅広く網羅されていて、勉強になった。

    元々購入より賃貸派であったが、この本を読んで、賃貸の方が良いかもしれないという思いが強まった。ただ10件以上の物件を見て回るなどの家探しの基本は、賃貸でも当てはまることなので参考になった。

  • まわりが家を買い始めたので、焦る気持ちもありましたが、必ずしも賃貸が悪いわけではないし、ゆっくり考えよかな…と思えました。
    ましてや人に流されやすい(相手を信じやすい)ので、営業マンをちゃんと見極め、”お任せ”しないように、対戦したいなと思います。
    知識については一回読んだだけではよくわからないので、また時期がきたら読み直したいです。

  • よかったよ!まさに家を買いたくなった人が読むべき本!

    正確には

    (別に急いでるって訳ではないんだけど)
    家を買いたくなった
    (予備知識なく気になる物件をネットで見て日取りが合えば数件内覧してまわってみるものの堂々巡りになって先に進まない貴方のような)
    人が読むべき本

    そう、私のことです。先に進みます。

  • 今後、まだまだ先にはなりますが、家の購入を考えています。予備知識として不動産購入に関しての知識を得ておこうと思い、本書を手に取りました。覚え書きになりますが、印象に残ったところを箇条書きにします。

    ・40代後半の団塊Jr.世代が不動産購入の適齢期であることや団塊Jr.を境に若年者の人口は減っている現実を考慮すると、不動産需要は減っていく一方である。すなわち、高騰している不動産価格は下がっていくことが予想される。
    →性急に不動産の購入するのではなく、賃貸でしばらく生活することも一案である。
    ・不動産購入に際しては上物の家のことばかり考えてしまいがちだが、防災面や土地柄なども考慮しておかなければならない。また、所在地の小字や大字は土地柄を想定する手がかりになる。"水"や"火"という文字には注意。
    →後回しにしがちなハザードマップや液状化マップの確認。でも、しっかりと見ておかなければ後で後悔することに。。
    ・2000年に住宅品質確保促進法が施行され、住宅の10年保証が義務化されたが、修繕費用を支払う能力を失った場合は泣き寝入りしかねない状況にあった。そこで、2009年(H21)10月1日、住宅瑕疵担保履行法が施行。これにより、倒産などで履行能力を失ったときに備え、売主や施行業者は住宅瑕疵担保責任保険に加入する義務が生じた。
    →10年保証がより確実に。
    ・検査済証は設計どおりに建築されていることを証する書類。これがない住宅は欠陥住宅である可能性もあり。

    気をつけること
    1.衝動買い
    2.質問しない
    3.情に流される
    …自分はこの傾向があるので気を付けよ。



  • 今まで家購入で読んだ本の中で1番為になった。
    一般的な不動産の知識ではなく、人生論、ライフスタイルを通した家の考え方、そもそもなぜ日本人は家を持ちたがるのか歴史的背景など、腑に落ちました。
    これを読んで、私のしたいライフスタイルで、家の購入は必須でないかもしれないと思いました。住宅ローンも、変動でしか考えていなかったけれど、固定も検討しようと思ったし、家を買うときも一般的な年収の5倍の考え方をやめ、なるべく低く設定し、家に人生をかけたくないと思いました。
    家を買おうと思って物件も5件ほど見に行き、家購入に関する本も5冊ほど読みました。その中で今焦って買う必要はないなとなんとなく思うようになっていたところ、この本を読んでさらに確信しました。人口は減っていくし、家の価値がこれ以上上がることはなく、どんどん下がっていく。金利も今は低いけど、これからどうなるか分からない。
    とくに為になったのが
    ・家に求めるもののチェックリスト
    ・夫婦で買うときの注意点

    約1年後の再読の感想
    単身1LDKなら賃貸でいい物件があるのですが、都心で家族で2LDKだとその賃貸の値段がそもそも高く、家を買った方が安く、いい家に住めるような状況で悩み、再読しました。
    将来的には下がるかもしれないが、現時点で必要な家が賃貸でも高いので買うことを検討せざるをえないと思います。ただし、子育て期間中の20年という期限で賃貸と購入で比較しようとおもいます。購入にあたってやることが山積みでやる気がでませんが、楽しんで少しずつ行動していこうと思いました。

    金利はこれ以上下がりようがないほど低いのでやはり固定も考えるべきかと再認識しました。
    また、将来高齢者になった時、賃貸は大変なのかもしれないとこの本を読んで思いました。

  • 金利によるローン全額の違いの一覧がいい。家を買いたい!と思った時、冷静になれる本

  • 住宅購入を検討している人に向けて、
    家の探し方や気にすべき点などを簡潔にわかりやすく説明している。
    まずは家の中身ではなく地域や街、マンションの環境や将来性、資産価値の視点で評価することが大事だと学んだ。
    本格的に住宅購入を検討する際には
    また読み返してもいいなと思った。

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著者プロフィール

株式会社長谷川不動産経済社代表。東京都立川市生まれ。立教大学経済学部卒業。
旧リクルートコスモス(現コスモスイニシア)にてビル・マンション企画開発事業、都市開発事業に携わった後、1996 年に独立。
以来一貫して全国にて個人・法人の不動産と投資、賃貸経営に関するコンサルティング・ 顧問業務を行う。
自身も現役の不動産プレイヤーかつ投資家として、評論家ではなく常に現場と実践にこだわり続けている。
一方で、全国での講演活動やメディアへの出演を通じて、不動産全般や投資について高校生にでも理解できるよう分かり易く解説することを信条としている。
著書に『不動産 2.0』(イースト・プレス)、『家を買いたくなったら 令和版』『はじめての不動産投資』(共にWAVE 出版)などがある

「2022年 『50代、家のことで困ってます。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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