奥津典子の台所の学校

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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784866212654

作品紹介・あらすじ

つくる、たべる、わらう。

台所の知恵がたっぷり詰まった暮らしのエッセイ

命が生まれる変わる場所で、手を動かして、心を鎮める。
台所から始める、喜びにあふれた人生を。

〇台所に立ちたくなる道具選び
〇疲れない包丁の使い方
〇体調を崩さない季節のごはん
〇血液の巡りがよくなる雑巾の絞り方
〇不調に役立つ薬膳レシピ
〇家にあるものでできる簡単料理

台所から人生を楽しく豊かに!
カンペキじゃなくていい。
できることから少しずつ。

疲れているときほど台所に立つと、元気になる!
台所に立っている時間が長いと、イライラが減り、心が落ち着く。
そして、台所では、自分がリセットされる。
本書では、そんな台所仕事の知恵をお伝えします。

この本のおすすめポイント!
・簡単でおいしい料理がパパっと作れるようになる!
・台所に立つのが楽しみになる!
・ていねいな暮らしを無理なくできるようになる!
・レシピがなくても今あるものでおいしい料理が作れるようになる!
・病院に行く回数が減る!
・台所仕事を通して、自分をどんどん好きになる!
・家族の笑顔が増える!

感想・レビュー・書評

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  • 楽しく読んだが、当たり前(?)なのかもしれないけれど、基本的には全編通して女性の読者を想定して書いてある。

     「いりこと玉ねぎの旨みの組み合わせは、好きな男性が多くおすすめです」(p.191)

    など、おじさんにとっても「あー、そうそう」というリアルな記述が多く、とても誠実な書きぶりが信頼できる感じがした。台所に立つのがおっくうになったときに取り出すと力になってくれそう。

    なんでもいいから、自分の頭で考えて、身体を動かして、なにかを作ることが、人間性を回復するための唯一の手段なのだとして。「台所」とは、いちばん最初に還るべき場所なのだろう。

    当たり前のことだが、大切なのは健康的な食事のサイクルを守り、体温を一定程度高く保って免疫を維持すること。健康な内臓となめらなかな血流、柔らかい筋肉が健やかな日々を支え、精神の安定性を保ち、周囲の人びとを含めた幸福にもつながるのだろう、ということ。

    当たり前のことを守り続けることが案外難しいのは、キャッチコピーとバズワードを肩書きに生きている、“自称・時代の寵児”が多すぎるからなのではないかなー、と本書と関係ないところで思ったりするこの頃。

    めぐりめぐって、やっぱり誰か他者のために価値作り続ける試みだけが尊いのでは。そんな気持ちが強くなった。

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著者プロフィール

1974年生まれ。大学在学中にマクロビオティックに出会い、久司道夫氏に師事。秘書として食事コンサルテーションの筆記係などを務める。日米でマクロビオティックを学ぶ。オーガニックベース主任講師。一男一女の母。

「2016年 『organic base 朝昼夜のマクロビオティックレシピ 増補新版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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