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- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784866250663
感想・レビュー・書評
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嶽本野ばらは本当に可愛く生きている。
孤高故にわがままでロマンティック。
この本の装丁みたいに純度が高い人。
ヒロインとしての。
歪かもしれない。それでも愛してる。
あと女の子も愛している。
私と同じように女の子が大好きな子は読んでみてね。
(嶽本野ばらちゃんの領域は男子禁制)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
野ばらちゃんはたとえクスリで捕まっても、魂がガチガチのロリータなので読んでいてどこか安定感がある。このエッセイ集は野ばらちゃんが二度目の逮捕後、京都に戻ってから書かれたもの。「男子追放宣言 可愛いに死す」が最高ですねえ。ヨッ!野ばらちゃん!と大向こうから掛け声をあびせたくなるような、ガチな乙女派宣言として受け止めました。私はロリータ服は着たことないし着るつもりもないですが、いつだって心はロリータです。
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作品でもふんだんであるその奇特なキャラはエッセイでもより健在なのだが、反省がベースにあるためか、もしくは反省の世間からのの強要を避けるためなのか、はたまた本心なのかは結局わからねど、散文にみられるセンチメンタルは珠玉。読み始めこそ鼻白んでしまうものの、読むにつれこれはどうも佯狂などではないという気にさせられる。その後は難なくペースに乗せられて分裂症的に右往左往する作者に振り回されてしまう。これはしっかりと力技だ。独特の文体も好み。