誰も教えてくれない 日本の不都合な現実

著者 :
  • きずな出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784866631547

感想・レビュー・書評

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  • 全部見開き1ページでさくさく読める。
    確かに読んでて今後の日本にがっかりしたくはなるが「その事を知っている」ことでなんだか周りより進んでいる(?)ような感じではある。

  • この本、、、立ち読みの時間潰しくらいがちょうどいいですよね みたいなことが、書いてあるんじゃないんですかね

  • 978-4-86663-154-7.
    C0030¥1400E.


    誰もおしえてくれない
    日本の不都合な現実

    2021/11/01. 第1刷発行
    著者:ひろゆき
    発行所:きずな出版

    -------
    カバー袖より
    ネガティブな現実を受け入れてしまえば、賢く、楽に生きられる。

    はじめに
     1 日本という国の現実
     2 お金と経済の現実
     3 仕事とキャリアの現実
     4 結婚と教育の現実
     5 能力と才能の現実
    主な参考文献・資料
    ※国の統計調査をはじめ資料やアンケートなどは日付入り
    ------
    ほぼ、見開き2ページで、小見出しと、そう考える理由が書いてあり、相変わらず面白い。
    で、一番最後に 「本を読むより先にするべきことがある」とある。
    なかなか面白いでしょう?
    「食事、運動、睡眠をしっかりしましょう」 ホントだよね。それができてからの話でしょうって。逆に言えばそれさえできないで、何やってんの?ってことだわね。
    ちょっとだけでも、改善しなきゃ。

    あぁ、おもしろかった。時々パラパラと見返すことにしよう。

  • 30分程度で読み終える内容。いつものひろゆき、定常運行、安定した発言。現実解として数の力学やそのバイアス、あるいは意志の弱さに対する示唆や皮肉。わかり切った事と感じる人も多いのではないだろうか。それでも彼が人気者であるのは、その王道の正論に対して、屈折した発言を嘘つきと決めつけてやり込める擬制勧善懲悪劇にカタルシスを求める故だろうか。

    そんな彼の語録から、そうだよなと感じた一文。ありがとうと言ってもらえない仕事、スキルのたまらない仕事の存在について。確かに、ありがとうと言われる仕事と言われない仕事がある。感謝を極限まで利益に変え高額な値段に設定したり、世に溢れるサービス、間接部門などは、感謝がされ難い。それだけでモチベーションも変わる、というのは本質だ。お金と同じ位、感謝が原動力になるという一面は確かにあるのだろう。仕事のあり方、姿勢を見直してみようと思った。

  • それってあなたの感想ですよね?

  • 厳しい現実を知ることで、賢く、ラクに生きられる
    歴史的に見て人口が減る日本の未来はなかなかに暗い
    若い人が選挙に行っても、政治は変えられない仕組みになっている 
    地方創生は難しい 日本全体の景気が良くなって初めて地方にお金が落ちる
    日本が中国に支配される可能性はある  中国人の政治家の誕生
    日本は生活保護を受ける人が少なすぎる、資格のある人の20%
    日本でしか暮らせない人はキツい  いつでも出ていけるという心の余裕があるとよい
    世界から戦争がなくなることはない 中国とアメリカなら民主的なアメリカが不利
    公平さを追求すると社会の分断が起こる、トランプ大統領
    地位や権力のある人は逮捕されにくい
    ウソをついたもの勝ちになっている 東京オリンピックの招致
    日本企業は能力ではなく「忠誠度」で人を評価する
    食料自給率は低くても問題はない カロリーベースで資産農林水産省の利権
    移民の受け入れで若者の給料は安くなっていく
    政治から優秀な人間はどんどんいなくなる 給料は安く激務
    不況になると社会的弱者を叩く人が多くなる
    チャンスはお金持ちの人にだけやってくる、日本の税制は資産家の人がトクをする 
    日本人の平均給与は下がり続けている
    「経済が回らないと人は死ぬ」はウソ
    「奨学金」という名前は詐欺的 ほとんどは単なる学資ローン
    日本の株式市場はもはや不健全な状態 日銀が買いすぎ、新陳代謝や買収が起きない
    個人の自由を制限したほうが経済が回ることもある
    年金は払わないとバカを見る 税金の問題
    農業はたぶん食いっぱぐれない
    日本企業はケチって失敗する スピード感が重要
    切り捨てやすい派遣社員はこれからどんどん増える
    保険金は満額払われるとは限らない、交渉ストレスなど考慮したらなくても良い
    フランチャイズは儲からない、儲かったら本部が出店してくる
    会社で正義が貫かれるとは限らない、大企業は大丈夫、中小企業では危険
    求人広告にはウソも書かれている、嘘に騙される人が一人でも採用できれば良いので
    成果主義を導入しても失敗する会社は多い、足をひっぱられ優秀な人からやめる
    縁故採用はよくあること、大っぴらに言っている方がまし
    「スキルのたまらない仕事」がこの世にはある
    新卒で入った会社には3年間いたほうがいい
    「金をもらって感謝される仕事」とそうでない仕事がある 介護や医療、警察官は感謝される、給料以外の判断基準にした方が良い
    じっくり物事を考える人は社会では評価されにくい 
    30代以降のベンチャー企業勤務は厳しい
    日本にいたままラクしてお金を稼ぐのは難しい 発展する国、稼げる場所にいることが重要
    結婚率が減っているのは単に不景気だから
    外見は努力でけっこうどうにかなる
    保育園の仕事は超絶ブラック やりがい搾取
    産休・育休がとりにくいのは日本の会社に余裕がないから
    子どもの半分以上は遺伝で決まる
    学校の先生のいうことを真に受けてはダメ 勉強はともかく社会経験がない、親の方がマシ
    学校のテストで測れる能力は意味がない 意欲、関心、粘り強さ、コミュニケーション能力
    日本の道徳教育には欠陥がある 全員が良い人であることが前提、悪人の存在を教えるべき
    陰ながらの努力は報われない 上司の能力は大したことが無いから
    知識よりも体力のほうがよほど大事
    大学の勉強よりよほど役に立つのは統計学
    感情や欲求はコントロールできる 日常生活を送れているなら優先度の問題
    頭がいい人はどんどん都会に吸いとられる
    35歳くらいになると性格は変えられない
    個人として有能でも、経営者が無能だと報われない
    いじめはなくならない 社会性のある動物の本能、逃げるしかない
    「友だち」がいない人は不幸になりやすい
    本を読むより先にするべきことがある 睡眠時間と体力


  • 物事の自分なりの解釈、見解を持とうね、何でも鵜呑みにしたり常識と言われていることが正しいと無条件で思うなよ、ということを一冊通して伝えてくれます。

  • #誰も教えてくれない日本の不都合な現実 #ひろゆき

    図書館で予約してけっこう待たされた本。人気あるようです。

    ひろゆきさんの本は1ページ見開きでひとつのテーマが語られていることが多く、サクッと読みやすく書いてあって、なんだかスッキリするのでとても好きです。

    諦め方を学ぶにはとてもいい本。
    目から鱗の内容もあって、重い読書の箸休めにとても良かったです。

  • 今年(令和5年)7月の上旬に本屋さんで見つけて読んだ本です、この本の著者、ひろゆきさんはLINEで情報発信をして活躍されている方のようですが初めて彼の書いた本を読みました。この本にはできれば避けて通りたい「日本の不都合な現実」が記されています、私が社会人になった平成初期から日本はずっと低成長どころか成長が殆どない国になってしまいました。

    それでもここまで日本がやってこられたのは、過去に成長を享受してきた私より年上の方は、現実を見る必要がなく過去の遺産・経験を利用して過ごしてこれたからかもしれません。しかしその世代もあと10年もすればほぼ引退することになると思います。その頃に後期高齢者に手が届きそうな私の世代は、どのような準備をすれば良いのでしょうか、それを探るために、この本に書かれている「日本の現状」を把握しておくことは大切なことだと思いました。

    以下は気になったポイントです。

    ・国。社会の幸福と「自分の幸福」は全くの別物で、それを切り分けて考えることが、これからの社会をうまく生きていくための大事なコツである(p9)

    ・人類が発展したのは農業・畜産業のおかげです、効率的に食べ物を手にいれられるようになったから、みんなが農業をやらないでも良くなった、つまりヒマになった人が、道具を作ったり学者になったりして国の技術や知識レベルが高まった。国として余力がないと国の維持に必要ない予算はどんどん削られる(p21)

    ・若い人が選挙に行っても政治は変えられない、20-39歳までの日本人は40歳以上の3分の1しかいない(p26)

    ・人口が減った地方に人を戻すためには、日本全体の景気をよくするしかない、歴史を見ても地方都市が活性化したのは高度成長期であった(p32)

    ・少子高齢化対策で移民を増やすのはいいことには思えない、人を雇うために時給を上げるのが経済的には普通なのに外国から人が増えたら時給は下がるので。時給が上がると困るのは、経済界の偉い人や、働く必要がなく商品が安ければいいと考えがちな高齢者である(p43)

    ・食料自給率が38%(2017)でも心配ない、カロリーベースで計算しているから、カロリーの高い小麦粉や油をたくさん輸入していたら自給率は下がる(p46)

    ・日本人の平均給与は下がり続けている、2019年には年収200万円以下の人が1200万人を超えた、全体5000万人の4分の1近くの割合となる(p44)

    ・日本の株式市場は不健全、国が書い続けているので値下がりしない、これは本来なら潰れるべき企業がゾンビのように生き残っていて健全な経済成長を邪魔している(p75)

    ・ガソリン自動車関連の企業は厳しい、これまで日本経済を引っ張ってきた自動車産業が今後ますます苦しくなる、これからはガソリン自動車から電気自動車に切り替わるのは間違い無いから(p76)電気自動車や自動運転が主流になると、今ほど性能が重視されなくなる(p77)

    ・タワーマンションは住むだけ損、数十年後には環境の悪さから居住者が離れていく、すると管理費・修繕積立金が足りなくなって補修ができなくなり、警備員を雇えなくなる、資産価値がさがり売るに売れなくなる(p83)

    ・地方自治体にお金を流したいのであれば、宝くじを買うよりも「ふるさと納税」をやった方が良い(p87)

    ・貯金のない人は最優先で貯金をすべきだが、何百万円ものお金を銀行に預けているから安心というのは考えもの、現金の資産は時間が経つにつれてどんどん価値が下がっていくから、銀行預金だけでは資産が目減りする(p97)

    ・なぜ日本の生産性が低いか、日本人が頑張ってモノを作りすぎるから、同じものを作り続けた方が効率が良い。別の国などの新しい市場を開拓するために新商品を出すのなら別だが、日本の場合、各メーカが新商品を出すのは日本人向けの商売ばかりで、これは無駄である(p141)

    ・年長者のアドバイスは役に立たない、昭和だったら経験・コネクション・知識が若い人の役に立つことがあった、今求められるのは、過去の経験よりも新しい知識を吸収しようとする好奇心である(p113)

    ・世の中には収入の増加につながる「スキルの貯まる仕事」とそうでない仕事がある、唯一未経験でチャンスがあるのは新卒くらい、20代のうちにスキルが身につく仕事ができないと、後々キツくなる(p123)

    ・成果主義は導入しても失敗する、5割以上が有能でなければ成果主義を導入しても失敗する、なぜなら、5割以上が有能な人間なら、成果主義にして4割の無能な人間が全員辞めても会社はなんとかなる、でも有能な人間が2割で残り8割が無能だったらどうなるか。8割の無能な人間がサボったり、2割の有能な人間に対する嫌がらせをして現場がうまく回らなくなる。その結果、2割の優秀な人間は転職して、無能な人間だけが組織に残る最悪の結果となる(p127)

    ・会社で正義が貫かれるとは限らない、中小企業というのは、基本的にその会社を作った社長が自分の利益のために立ち上げた組織であり、雇われている社員は「社長のお手伝い」をしている人間である、社長がそれを良いと思っていれば、それが正義となる(p130)

    ・日本企業が昭和の時代に成功できたのは、年功序列のシステムでもなければ日本人が優秀だったからでもない、国の人口が増えた上に、日本ほど頑張る国が他になかったから(p134)年功序列は「真面目さ」を評価するシステムであり、個人の努力・工夫・成果を評価しない(p135)

    ・容姿が整っている人は人生うまく行きやすい、もちろん能力も大事だが、この社会は容姿などによる印象がかなり大きな比重を占めている、なので工夫できるところは工夫して、外見を変える努力が必要になる(p159)特に注意すべきは髪型、服装(無地の服をきて、ちゃんと洗濯した清潔な服を着る)が大事、ちょっといいお店の店員さんにトータルコーディネートをしてもらうのも良い(p155)

    ・道徳教育において、悪い人が存在することを前提にすべき、つまり、悪人には冷たく当たりなさい、といったことも教えて、それに加えて相手が「いい人」であるなら「人の喜ぶことをしなさい」と教えるべきである(p163)

    ・日本社会は、儒教・神道・仏教などが交じり合った独自の道徳観が人々の間で共有されて社会が成り立っているが、海外の多くの国ではその役目を宗教が担っている、だから、他国の宗教をある程度理解しておかないとその国の人とうまくコミュニケーションが取れない(p166)

    ・努力すること自体は悪いことではないが、努力すれば結果が出るとも思わない、努力でなんとかなることもあるが、実のところ、人生では「運」に左右されることが、幸か不幸か多い(p190)にもかかわらず「努力しなさい」と言われるのは、社会をリードする人たちの多くが「努力する」ことをなんでもないと思える人だから(p208)

    ・心理学の分野では、30−35歳をすぎると性格が変わらなくなることを示す研究結果が出ている、自分の性格とうまく付き合っていくことを考えるべきである。自分の老害化が怖いのは、それまでは周囲から許されていた性格・行動が、ある日突然「許容量ゼロ」に見舞われて、完全拒絶を受けがちなことである(p193)

    ・人間の幸せを生む要因は何かという結論は「いい人間関係」が幸せを感じさせるということ、家族や友達関係が幸せに直結する。良い人間関係とは、本当に困った時に助けてくれる人間である(p221)

    ・本を読む前にすべきこと、食事と運動と睡眠、バランスの良い食事、たまには体を動かす、さっさと寝る、これが万人に当てはまる能力向上の方法である(p229)

    2023年7月7日読了
    2023年10月8日作成

  • 他の本と同じような内容だった。

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著者プロフィール

ひろゆき(西村博之)
1976年生まれ、東京都・赤羽育ち。中央大学に進学後、在学中に米国・アーカンソー州に留学。1999年、インターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設し、管理人になる。2005年、株式会社ニワンゴの取締役管理人に就任し、「ニコニコ動画」を開始。2009年に「2ちゃんねる」の譲渡を発表。2015年、英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人に。自身のYouTubeチャンネルの登録者数は160万人、Twitterのフォロワー数は230万人を突破。 主な著書に、『論破力』(朝日新書)、『1%の努力』(ダイヤモンド社)、『叩かれるから今まで黙っておいた「世の中の真実」』(三笠書房)、『無敵の独学術』(宝島社)などがある。

「2023年 『ひろゆきツアーズ 世界ぐるっと物見遊山の旅』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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