誇りと偏見

  • あさ出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784866672021

作品紹介・あらすじ

中流階級の次女エリザベスと、上流階級の紳士・ダーシー。格の違いによるプライドと偏見が邪魔をして、出会ったときにはお互いに反目しあった2人だが、エリザベスの知性と快活さにダーシーは惹かれていく。誤解・妨害・障害を超えて恋を成就させる過程を丁寧に描き、現在でも映画化・ドラマ化が引きもきらない人気作品。『ブリジット・ジョーンズの日記』の元ネタとなった作品としても有名。

感想・レビュー・書評

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  • Jane Austen(1775-1817)

    イギリス女流作家。人生の傍観者といった立場で、冷静で淡々と田舎の小社会の人事の機微を細やかに描いた。若い男女の恋愛や縁談を好んで題材としている。小説という文学ジャンルができてから、婦人読者は特に熱心に読む耽った。中には自分で小説を書こうとしたものもおり、オースティンはそのうちの1人。田舎牧師の娘に生まれ、今の隅でこつことと執筆を続け、42歳までずっと独身のまま生涯を終えた。

    最初は書簡体で書かれていたらしいが、それをだんだん普通の小説に書き直し、色んな出版社に持ち込んだが、なかなか出してもらえなかった。

    『高慢と偏見』(Pride and Prejudice, 1797)は最初は『第1印象』(The First Impression)と題されていた。つまり、作品のテーマは「第1印象」で判断し、行動するのは言わばロマン派的な多感の行為である。落ち着いて「分別」を働かせれば、おのずから正しい判断へと導かれるはずだ。

    オースティンは次のような言葉を残している。
    「田舎の村の3つか4つの家族が、小説の題材には最適なのです」

    200年前の英国では、女性が物書きをすることは、衣食住を父、夫、兄などの男性に頼るべき女性のすることとしては「はしたない」と見る傾向があって、最初彼女の作品はジェーン・オースティンが書いたものだと明記してなかった。

    彼女の小説のファンの聖地と言えば、「ジェイン・オースティン博物館」と彼女が眠る「ウィンチェスター大聖堂」の2つである。

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