- Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784867202654
作品紹介・あらすじ
君と過ごす、大学生活最後の一年が始まる。 大学4年生の春、いよいよ就職活動がスタート。公務員試験に向けた勉強と、民間企業の選考。どちらも頑張る田中さんを入江君も支えようとするけれど……。初めてぶつかる社会の大きな壁。うまくいかない現実と未来への不安……。自分を見失いかけた田中さんに、入江君がくれた言葉は? 大反響を呼んだ「就活編」を収録した、感動の第11巻!
感想・レビュー・書評
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大学4年生の春、信子の就職活動がスタート!自分を主役として売り込む就活。そこにモブ子の自分を卑下する習性が忍び寄る。就活で心が折れ、自信をなくしていた信子に、入江君がかけた言葉とは─。
就活の姿はまるで自分の姿を見ているようで心が苦しかった。ぼくもアピールポイントが上手く見つけられず、面接の本をなぞるような回答になっていたなあ。しかも就職氷河期。将来へのビジョンを見つけている信子はそれだけで偉いと思う。そこに入江君の真摯な言葉が背中を押したのはいいよね。
スーパーでのアルバイト経験が面接に繋がってきたのもよかった。自分がやってきたことにまとまりがないように見えても、実はその後の人生で伏線が回収されるってことはあるんだよね。就活は苦しかったけど、入江君の一番という与えられた価値だけじゃなく、自分自身の価値を見つめ直せた素敵なエピソードだった。
澤村友香の特別編エピソードも読んでてニヤニヤしてしまった。みんなそれぞれの道を選んで歩き続けていく。届かなかった淡い恋も、決して無駄じゃない。新しい物語はすぐそこで芽吹いているかもしれない。 -
81冊目(9-6)