Odessey 1966~2003: 岡田史子作品集 (episode 1)
- 飛鳥新社 (2003年6月30日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
- / ISBN・EAN: 9784870315600
感想・レビュー・書評
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私は増補版のepisode 2を読んだのだが、このepisode 1はその2に繋がってるんだろうか。話は被ってる気がしなかったが。
当時を思えば革新的。それを受け入れる土壌があった読み手の成熟度合い。それがあればこそ彼女の作品は才能として認められてたんじゃないかと言う邪推。ごめんなさい2冊目を読んだが好きになれない。絵も話も。
北欧ギリシア神話などに影響を受けてるんだろうけど、受けたものをきちんと咀嚼して読み手を意識して描いてるっつーよりは、エッセンスだけ抜き取って訳のわかんないお話に仕上げてしまいました感がして読むのがどんどん辛くなってしまう。
まぁ、それを理解できてない私の頭の幼稚さが原因なんでしょう。そう思うことを求めてるんなら、本当に癪。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読んでいると骨の粉を飲まされるような味を感じる。『トッコ・さみしい心』のジョンに恋してしまった(´ω`)
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2012/4/19購入
2012/5/5読了 -
ことばでは説明できないし、
説明しようと試みても次から次へとことばがこぼれていく。
非常に閉じていて愚かで繊細で少女趣味でメランコリック。
でもきっと折にふれて思い出すことになる、そんな一冊。 -
漫画より本人が面白い系。
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超リスペクト
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衝撃でした。鬼才、奇才。
工場で働いているうちにガラス玉をなくしてしまった。
あれがないと人間らしく生きることができないのに。
メタファーに満ちた寓話的マンガ。 -
知人はピンと来ないと言っておりましたが、
私は大好きです。この世界観たるや…。 -
音楽で言えばアシッドフォークサイケ。
その手の批評家には一部絶賛されたが、あまりに異質な作家だった故に、一般に受け入れられず(とはいってもCOMに連載していたらしいですが)、忘れられかけていた作家のリイシュー。
かくゆう私も、クイックジャパンで取り上げられた際に、初めてこの作家を知り、その作品(ガラス玉)を見ましたが、その時の衝撃は忘れられないものがあります。
その陰鬱な空気を纏った絵もさることながら、あまりに唐突で脈絡なのい感情の起伏は、ちょっと他に見たことがないです。
この漫画には一生夜明けが来ない、そんな気さえしてしまう(別の漫画ではちゃんと朝でしたが)。
異質だけれど、誰にも触れられず埋没してしまうには、あまりに惜しい(というか損失だと思う)作家なので、多くの人に読んで欲しい一冊。
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名作