身体感覚の旅 ― 舞踊家レジーヌ・ショピノとパシフィックメルティングポット

制作 : 富田 大介  山城知佳子+砂川敦志  ジャン=バティスト・ヴァリュゼル  古川友紀 
  • 大阪大学出版会
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  • Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784872595550

作品紹介・あらすじ

Voyage de la proprioception - Régine Chopinot et PACIFIKMELTINGPOT

独立戦争中のアルジェリアで生まれ育ち、幼い頃から踊り続けてきたレジーヌ・ショピノ。その60年の半生は「自己受容感覚的な自伝(biographie proprioceptive)」として振返りうるようなものであり、身体の感覚を変え続ける旅であった。

フランスに移住して振付家となってからは、「ヌーヴェルダンス」や「ダンスコンタンポレンヌ」の発展に大きく寄与した。国立振付センター ラ・ロシェルで芸術監督を務め、ジャン=ポール・ゴルチエやアンディ・ゴールズワージー、 ジャン=ミシェル・ブリュイエールらと長期に渡るコラボレーションをなし、舞踊を服飾や美術などさまざまなところへと開いていった。

近年、自身の新たなカンパニー(Cornucopiae - the independent dance)を立ち上げてからは、太平洋諸地域のアーティストや研究者らと「パシフィックメルティングポット(PMP)」という舞踊・歌唱・音楽の研究創作プロジェクトに励み、島々の口承文化に宿る時間性から、歌や踊りの本性を見直している。

本書は、そのPMPのプロジェクトにいたるレジーヌ・ショピノの舞踊的自伝、および哲学者や批評家らのダンスに関する珠玉の論考を編纂したもの。2015年に神戸で世界初演となったPMPの新作公演の映像や、ドキュメンタリーフィルムも特典付録している。

text:富田大介(序)、高嶋慈(I批評)、那須誠(詩)、レジーヌ・ショピノ(II自伝)、本間直樹(III論考)、梅原賢一郎(IV論考)、瀧一郎(跋)

film:山城知佳子+砂川敦志、ジャン=バティスト・ヴァリュゼル

photo:ジョアン・ガルシア

artwork:オムトン+田中美帆

book design:古川友紀

感想・レビュー・書評

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  • 「女性作家」がジェンダーを語るとき。不均衡へ問いを 高嶋慈評「彼女たちは歌う Listen to Her Song」展|美術手帖
    https://bijutsutecho.com/magazine/review/22936

    レジーヌ・ショピノと会った日 | 野村眞里子のブログ <オラ・デル・テ>
    https://ameblo.jp/atelier-elsur/entry-10286317481.html

    身体感覚の旅舞踊家レジーヌ・ショピノとパシフィックメルティングポット
    http://www.osaka-up.or.jp/books/ISBN978-4-87259-555-0.html

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著者プロフィール

一九七六年生まれ。メッス(現ローレンヌ)大学大学院、神戸大学大学院修了。学術博士。大阪大学大学院国際公共政策研究科稲盛財団寄附講座特任講師を経て、二〇一五年より追手門学院大学社会学部准教授。美学者・ダンサー。これまでレジーヌ・ショピノやジェローム・ベルの作品に出演。主な論考に「土方巽の心身関係論」(『舞踊学』第三五号)、「P・ヴァレリーにおける運動的陶酔のメカニズム」(『美学芸術学論集』第六号)などがある。二〇一二年〜一四年、京都芸術センター通信「明倫art」にてDance Review欄を担当。二〇一三年度〜一五年度、大阪大学〈声なき声、いたるところにかかわりの声、そして私の声〉芸術祭(Ⅰ〜Ⅲ)にて「AIR」や「国際イベントの運営―芸術と共生―」などの事業を担当。

「2017年 『身体感覚の旅』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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