- Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
- / ISBN・EAN: 9784872787528
感想・レビュー・書評
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木原先生は何作目か分からないが、久しぶり。
文に飲まれる感覚が凄い。吸引力。
読んでいる途中に夢中になっている自分に気付いて、ただの文字の羅列なのに。本て凄いな。人間て凄いな。と思った。
内容としては、辛くて、苦しくて、ラストは直ぐ理解できなかった。
堕ちて堕ちて止められなくて、辛い。
2人を助けてあげられないから、誰か助けてと思わずにいられなかった。
自分が篤だったら、こうはならなかったと言い切れないのがまた怖い。
直巳が可哀想という気持ちが始めはあったが、彼のズルい点を指摘されてから、完璧な人間なんて居ないんだ、と落ち着く。
どうして、人を好きなだけで、両思いなだけで、幸せになれないのだろう。
どうして、その時に一歩踏み出せないのだろう。
分かってたのに。怖くて出来ないのだろう。
ハッピーエンドが好きだから、
2人には2人だけの2人なりの幸せで居れますように、祈る。 -
悲しくて涙が出る。
後半、HOME2の方はとても暗いです。木原先生の作品ほんと好き! -
二人でどんどんダメになっていっしょに堕落していく様が凄かった。BL界の人間失格だった。
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HOME1好きです。
直己君が可愛い。
HOME2では直己君がどう感じているのか解らなくて、感情を嘔吐した時は胸が苦しくなりました。
落ちが一瞬理解できなかったです。
想像の斜め上行ってました。
お互いが自分を生け贄にして、相手を道連れにしてでも連れて行こうとする執念が好きです。
新装版には書き下ろしがあるらしいから買い直したいです。 -
全くもって明るくない話です。(笑)
篤と直己、どちらも性格にも行動にも難ありだし、自覚のない分状況はもつれるばかりです。前半、後半、それぞれやるせない終わり方をしますが、後半の最後には篤の覚悟が伺えて、この二人なりの幸せに向かっていけるのかもしれないというわずかな希望が見えて、初めてホッとしました。
まあ、読んで見てほしいです。 -
木原ショック2作目。読後感は「これBLじゃねぇよ…。ホラーだよ…」ラスト怖ぇー。しかしその怖さがやみつきになりました。
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ずしりと重い。ともかく重い。けど、この上なく木原先生っぽい作品。