アメリカの高校生が学ぶ経済学 原理から実践へ

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  • Amazon.co.jp ・本 (369ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784872902341

感想・レビュー・書評

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  • 2020.10.18読了
    経済学の基礎がアメリカの高校生向けに書かれた本で大変分かりやすい本。この一冊を読めば、経済学の基礎からミクロ、マクロ、国際経済学までを一通り網羅することができる。日本の高校生でここまで経済を学ぶ機会が果たして自分の時はあっただろうか?少なくとも大学の経済学で学んだことがほとんど書いてあるので、アメリカの高校生と日本の高校生の経済学に対する認識がかなり違うのではと思うし、ここは考えていかないといけないだろう。

  • 「教科書」というだけあって、偏りなく、また数式を使わず、図表を活用し丁寧に説明されていて、わかりやすい良書である。
    ただ「アメリカの」教科書なので、制度などはアメリカ中心だし、対外国もアメリカの側のスタンスです。一方、グローバルな視点での説明や、日本国内の政治の失敗とは無関係なので、公平に読めるという点ではよいのかもしれない。

    内容としては、経済の基本概念、ミクロ経済学、マクロ経済学:制度、マクロ経済学:政策、国際経済学の5章立て。

  • この本を読んでみようと思ったきっかけは、新聞の記事でした。

    <blockquote>日本の小中学生に「お金のイメージ」を聞いてみると、
    ・汚いもの
    ・悪いもの
    というネガティブなイメージが多く出た。
    日本の終身雇用制により、教育の現場で、経済知識を教える機会はなかった。
    そして、お金について子供が持つイメージは、日頃からニュースで聞く暗い話題である。
    </blockquote>


    アメリカでは割と早い段階から経済の教育があり、この本は高校生向けの本です。
    アメリカが経済知識の教育に力を入れるのは

    ・納税申告を個人で行う事が義務化されている為(それによる節税の選択肢も多い)
    ・資産形成は基本的に個人責任で行う為

    だと思われます。

    なので、この本のテーマはすごくシンプル。

    ・個人が
    ・自由主義経済社会の中で生きていく中で
    ・経済世界がどう動いているかを知る事で
    ・自分の利益の価値を高め
    ・自分で生きていく資産を築く為の
    ・<実用知識>

    経済学入門系の本はとても多いのですが、日本で出版されている本は

    ・ウンチクとしての経済学
    ・金融商品の目先の紹介

    が多い気がします。


    経済学の基礎の部分は、ミクロ経済の「価格と供給メカニズム」(生産と需要の均衡点で価格が決まる)という部分ですが、ミクロ経済学から入り、世界市場、貧困、発展途上国、経済学的に解決不能な問題等、コンパクトにとても良くまとまっていると思いました。

    <blockquote>第1部 経済の基本概念(経済学とは何か
    経済システムと意思決定)
    第2部 ミクロ経済学(需要
    供給
    価格と意思決定
    競争、市場構造、政府の役割)
    第3部 マクロ経済学:制度(政府歳入
    政府歳出
    貨幣
    連邦準備制度と金融政策
    投資、市場、株式)
    第4部 マクロ経済学:政策(国内総生産
    人口、経済成長、景気循環
    失業、インフレーション、貧困、経済的安定の達成)
    第5部 国際経済学(国際貿易
    発展途上国
    世界経済の課題)</blockquote>

  • この本は高校生から大学生になる政経から経済学に移る時の経済の入門書として読むと良い。具体例もグラフも多くて、説明も分かりやすい。この本を読んで全体のつながりをつかんでから細かく勉強続けると良いと思います

  • わかりやすい。この内容をアメリカの高校生が学ぶのだとしたら、すごい。
    もうこの時点で日米の経済格差は広げられているのだと思う。
    項目を以下に示す。
    第1部経済の基本概念
    第1章 経済学とは何か
    第2章 経済システムと意志決定
    第2部
    第3章 需要
    第4章 供給
    第5章 価格と意志決定
    第6章 競争、市場構造、政府の役割
    第3部 マクロ経済:制度
    第7章 政府歳入
    第8章 政府歳出
    第9章 貨幣
    第10章 連邦準備制度と金融政策
    第11章 投資、市場、株式
    第4部 マクロ経済学:製作
    第12章 国内総生産
    第13章 人工、経済成長、景気循環
    第14章 失業、インフレーション、貧困
    第15章 経済的安定の達成
    第5部 国際経済学
    第16章 国際貿易
    第17章 発展途上国
    第18章 世界経済の課題

  • アメリカが強かった理由

  • 大学生全てが一度は読むべき。
    将来働くなら特に。

  • 経済学について、大まかなことはこの1冊にまとまってます。
    基本的な考えからミクロ・マクロ・国際経済学まで。
    ちょっと読みにくさはあるけれど、経済になんとなく興味がある人にはオススメ。
    もっと興味がわいたり、自分には合わないかも、と判断できるから。

  • タイトルに惹かれて購入。
    予備校・大学で教えた経験がある人間としては、
    高校でこの程度学習してもらえると教えるのが非常に楽(¬ー¬)
    内容も難しい表現はなく、訳者も苦労したとは思うが、ボブには理解しやすい、と感じた
    (予備校の授業で使えばよかった、と今頃になって反省( ̄ー ̄)ゞ)。

    数学的表現を多用する前の入門書の概論に最適。

    それにしても。
    原書は626頁になるという(「はじめに」p.3)。
    どうして経済学の教科書はあんなに厚くなるのだろう(書けるのだろう?)。
    それをこなしているアメリカの高校生って…( ̄Д ̄;)
    日本では難しいのでしょうか(教える方の問題?)

    しかし、その厚さは非常用枕には適している…

  • 経済学について全般的に学べました。
    アメリカの高校生ってすでにこんなレベルなんだ。。。
    すごいね。

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