もぎりよ今夜も有難う

著者 :
  • キネマ旬報社
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本棚登録 : 588
感想 : 87
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784873763415

作品紹介・あらすじ

学生時代、映画館でアルバイトをしていた俳優・片桐はいりが映画への、そして映画館への、今も変わらぬ想いをあますことなくつづる。

感想・レビュー・書評

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  • 片桐はいりとツァイ・ミンリャン監督が語り合う、引退宣言の真相と新しい映画館のかたち「私のやり方で限界を突破したい」|最新の映画ニュース・映画館情報ならMOVIE WALKER PRESS
    https://movie.walkerplus.com/news/article/1010049/

    ↓文庫化されているが、持っているのは此方、、、

    もぎりよ今夜も有難う | KINEJUN ONLINE
    https://www.kinejunshop.com/items/17396289


  • この時代の
    映画館
    ちょっと怖いけど
    行ってみたーい
    働いてみたーい

    いや
    私が中学生までは
    まだギリ
    この頃の名残はあった

    映画館の受付は
    炬燵に入った
    おばちゃんが
    手作業で販売してたし

    2本立てで
    何周回って観ても良かったし

    食べ物持ち込み
    OKだったし

    とにかく
    どこもさかしこも
    薄暗くて
    一人映画派だったので
    ちょっと
    怖かったょね

    自分の指定席的な場所があって
    いつも2階席だったなぁ

    あぁ懐かしい風景が
    蘇って来た一冊


    本の感想じゃなくて
    思い出話ばかりに
    なってしまった

  • とっても面白かったなぁ
    自分が子供の頃は、まだこういう映画館が少し残っていたので、祖母と一緒によく映画に連れて行ってもらったことを思い出した

    なんだか少し切ないような、アナログな時代が羨ましいような、気持ちでどんどん読んでしまった
    なんか、いいな

    映画って、作品そのものだけじゃなく、それを取り巻く環境が、いいんですよね

    もっとこういう本が読みたいなあ

  • いや〜読んで良かった。
    片桐はいりさんの文才がすごいです。一人の映画好きとして、全ての話を愛さずにはいられません。購入して、手元に置いておきたいと思います。

    (2021年 4冊目)

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    学生時代、映画館でアルバイトをしていた俳優・片桐はいりが映画への、そして映画館への、今も変わらぬ想いをあますことなくつづる。

    顔を見ているとなんとなく落ち着かないので苦手だったはいりさん(ひどいのは百も承知)。かもめ食堂で気になり始め、この本で魅力に開眼しました。映画館への底知れない愛情がほとばしる文章はとても気持ちよく、ずっと読んでいたい魅力に溢れています。しかも文章が小粋で、くすっとしながらもなぜか懐かしさで胸がぎゅっとなるんですなあ。不思議な事です。
    最近映画館で映画見ていないです。もともと足繁く通う事もなかったですが、一時期は毎月必ず映画見ていました。久々に映画館でわくわくしたいと思わせる本です。
    しかしはいりさんのパワーはすごいです。未だに映画館でのモギリを趣味として続けているんですから。素敵な素敵なエッセイです。

  • 映画館ともぎりと映画を愛しているんだなぁ。

    私も高校卒業を目の前にした冬休み,
    映画館でもぎりのバイトをしたことがあります。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「映画館でもぎりのバイトを」
      それは素晴らしい!
      「映画館でもぎりのバイトを」
      それは素晴らしい!
      2014/11/06
  • 頭休めの読書。
    数年前だったと思うが、初めて彼女の文章に触れたのは「グアテマラの弟」だった。

    その時の文章のリズムが心地よく、今回もふらっと読んでみた。

    もぎり。
    今ではまずお目にかかれない、映画のチケットを切る、アレである。
    自分も子どもの頃に経験したぐらいだろうか。あんまり体験としての記憶にはないが、でもどこか懐かしさは感じる。

    そんな切り口から、実に様々な映画「館」の出来事が書かれている。

    「裏窓」にまつわる話が、とても面白かった。
    詳細は読んでみてください。

  • はいりさん節炸裂
    学生時代、映画好きでピンポイントで探し当てた
    映画館のもぎりのバイト
    その時代の想い出、映画館や映画にまつわる話
    「キネマ旬報」に連載されていたものの単行本
    ますます大好きになった同級生のはいりさん
    感じること、考え方、行動力が何故かふっと息が抜けて
    にやっと笑って、時にはがははと大笑いしちゃう
    移動中とか、ちょっとしたすきまの時間に
    ひとつづつ読んだ素敵なエッセーだよん

  • 私の田舎では、2本併映が普通で、家庭にビデオの無い頃、好きな映画は朝からお弁当を持って何回も見て、脳裏に焼きつけました。そんな頃を思い出す、映画を愛する本でした。

  • 18~25歳まで銀座の映画館で「もぎり嬢」をしていた片桐はいりさんの話しです。

    女優になっても「もぎり嬢」をしていたとき、自分が出演する映画が上映されていて
    (整形美女の整形前の役)、映画を観たお客さんが出口ではいりさんを見つけて驚いてしまう話しもあります。

    昔の、もぎり仲間と映画を観に行く時「こないだみたいに、お弁当を持ち込みますか?」と言いながら
    自分の言う「こないだ」が19年も前の出来事であったことに気が付いて慌てた話しなど。

    はいりさんの、もぎり人生を通して垣間見る昔の世相は微笑ましく懐かしい。

    いつかはいりさんに出会ったら、この本のどの話をしようかと思ってしまいました。

    • じゅんさん
      ハムテルさん、早速読まれたんですね。(*^_^*)
      はいりさんは好きな女優さんなので、私も楽しく読みました。「こないだ」が19年前って、ホ...
      ハムテルさん、早速読まれたんですね。(*^_^*)
      はいりさんは好きな女優さんなので、私も楽しく読みました。「こないだ」が19年前って、ホント、よくわかります!
      2011/07/31
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片桐はいりの作品

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