『象は鼻が長い』入門: 日本語学の父三上章

著者 :
  • くろしお出版
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (173ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784874242780

感想・レビュー・書評

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  • 行きつけの書店で、ゆる言語学ラジオ(人気YouTubeチャンネル)が選んだ「言語学出版社フォーラムの本」フェアというのが始まってて、そのなかから今さら勉強し直そうと思って選んだ一冊。こういう本がもう20年も前に出ていたのか。
    著者が「三上章を知らない子どもたち」なら私は「寺村秀夫も知らない子どもたち」で、同僚や弟子筋の先生方のおかげで寺村の本はけっこう読んだけれど、三上章のほうはちゃんと読んでないのだった。

  • 「像は鼻が長い」入門 庵功雄 くろしお出版

    文法の本でありながら読んで面白い
    明治以来の日本語に対する文法に
    違をとなえる数学者三上章による真解説を
    横書きの現代語でいおりいさおさんが説明し直した
    ユニークだがわかり易くて楽しい本である
    原書に挑戦するのもいいが
    これを読んでから挑むことをお勧めしたい
    生きた言葉の面白さを体験できるし
    諸外国の言葉との違いに気付くことで
    新たなニホンを感じることもできる
    遺伝子も特別のようだし
    戦争に馴染まない人間性とも相まって
    縄文を捉え直すのもいいかもしれない

  •  三上章の『象は鼻が長い』を読んでみたくて…でも,日本語文法の苦手なわたしには,最初から原本にあたるのは難しいだろうと思って,その解説書のような本書を読んでみましたが,やっぱり小生には難解な本でした。で,この著者も「三上の文章には難解なところがある」なんて書いているくらいですから,三上さんの本も読めるかなあ。
     ある程度,ここに書いてる日本語文法の常識っぽいことを知っている方には,入門書として合格点かも知れません。わたしには難しすぎて評価3くらいでした。

  • 積読 積読のための積読

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著者プロフィール

庵 功雄 (いおり いさお)
一橋大学 国際教育交流センター 教授

「2022年 『日本語受身文の新しい捉え方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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