性の授業死の授業: 輝く命との出会いが子どもを変えた

  • 教育史料出版会
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784876523009

作品紹介・あらすじ

出産間近の母親と末期ガン患者を小学三・四年生の教室に迎えて-「性」の教育を真正面からとらえようとすればするほど、「死」のことを考えざるをえなくなる。「死」を切り離した「いのちの学習」はありえないのではないか…。

感想・レビュー・書評

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  • 出産間近の母親と末期ガン患者を小学3・4年生の教室に迎えて展開された「いのちの学習」。「死」を切り離さず、真正面からとらえた教育の実践記録。その今日的意味を分析し、教育の本質を問い直す。【「TRC MARC」の商品解説】

    関西外大図書館OPACのURLはこちら↓
    https://opac1.kansaigaidai.ac.jp/iwjs0015opc/BB40262110

  • こんな先生に出会ったら子どもは幸せだろうな~
    2012.5.29

  • 生と死を組み合わせて授業するって、とても理想的。

    物凄い引き寄せが合ったように、2つの出来事が子供たちに紹介されて、とてもキチン紹介されています。
    子供が小さいときに、こういう先生に会いたかったなぁ

  • 自分に刺激を与えるために買った本。すごく勉強になります。にしても、やっぱり難しいよー。経験がすべてのものを言うわけじゃないって書いてあったけど、それもそうかもと思うけど、やっぱりやっぱり難しい・・・。でも真剣に子ども達に真実と向き合わせていくことがやはり繋がっていくんだなと実感。あたしもそんな先生になれるように、子ども達の可能性が広がっていくようにサポートできる人になりたい。

  • 大学2年の時に出会い、読んだのは3回目。これが金森先生との出会いでした。
    妊婦さん、その後お母さんと赤ちゃんを招いての授業、末期癌と闘いながらも懸命に生きる女性を招いての授業、どちらも私にはものすごく衝撃的で、教育観を変えるものでありました。
    子どもの心を耕すのが教師の仕事。金森先生のような教師でありたいです。
    とにかく私はこの本と出会えて本当に良かった!

  •  金沢の小学校教師、金森俊朗先生の著作。金森先生は、現在最も有名な小学校教師のひとり。
     金森先生が実践した先駆的とりくみ「いのちの授業」の実践記録。
     妊娠中のお母さんに話を聞く「性(生)の授業」、末期がんの患者に話を聞く「死の授業」の記録。
     本物との出会いを通して性・生・死を学ぶ子どもたちの生き生きとした姿を見ることができる一冊。
     また、村井淳志氏が教育学の知見から、金森教育に対する考察を添えているため、実践と理論の融合という面でも価値のある一冊。

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著者プロフィール

1946年石川県能登生まれ。金沢大学教育学部卒業後、教職につく。石川県内の八つの小学校を経て2007年3月退職。2008年4月より北陸学院大学人間総合学部幼児児童教育学科教授。上越教育大・金沢大学非常勤講師。石川県民教育文化センター所長。日本生活教育連盟全国委員・石川サークル副委員長。金沢家庭裁判所委員。劇団文化座友の会理事。1989年、妊娠7ヶ月のお母さんを招いた「性の授業」を実践し「いのちの授業」に取り組む。1990年末期がんの患者さんと共に「デス・エデュケーション」を初めて日本の小学校で実施する。1997年第29回中日教育賞。1989年第10回教育科学研究会賞。NHKスペシャル「涙と笑いのハッピークラス 四年一組命の授業」は2003年第30回日本賞グランプリを受賞。2004年第25回バンフテレビ祭「グローバルテレビジョン・グランドプライズ」受賞。2007年第30回石川テレビ賞受賞。

「2009年 『金森俊朗の子ども・授業・教師・教育論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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