- Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
- / ISBN・EAN: 9784876720484
作品紹介・あらすじ
"寝たきり""痴呆"という現象を、個体の病理としてみるのではなく、社会・家族・自分自身という三つの水準における"関係障害"という視点からとらえ直したい-。本書は、"生活リハビリ"の第一人者が、医療や看護に従属していた"介護"の世界を、思想のことばにまで高めた画期的労作。
感想・レビュー・書評
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第5章「デイサービスの原則」が、自分の仕事にかなり役立ちそうだった。
封建的な地域で、封建主義のハードルを越えるためにやった、村の元庄屋様のご隠居のばば様をデイサービス利用第1号にして、村中を送迎車が走り回ってから庄屋のばば様を乗せてまた村中を走り回って、そして帰ってきた庄屋のばば様が「ええとこじゃよ〜〜」と村の衆を集めて言いふらす、という奇策が何とも面白かった。
このばば様、とても「要介護」ではなさそうだが、お金持ちだから自費で来てもらったんだろうなと思われる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【社会性というのは最初から持っている】
寝たきり老人も重度心身障がい児も、そして胎児ですら「社会性」を持っている。
身体が良くなってから社会性を持つのではない。
だから「社会的関係」を後回しにするのではなく、常に「社会的関係」×「家族的関係」×「自分との関係」で考えるのである。
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関係障害論
老人を縛らないために -
図書館所蔵【369.26MI】
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介護の本質を変える一品!お堅い題名で、多少の専門用語が出てきますが、介護に携わる専門家のみならず、、介護をする御家族まで、分野を問わずお勧めです♪