痴呆論: 介護からの見方と関わり学

著者 :
  • 雲母書房
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本棚登録 : 20
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784876721535

作品紹介・あらすじ

どんなに重い呆けでもあきらめない!人間学の深みと現場の楽天主義から生まれた、新しい痴呆ケア。

感想・レビュー・書評

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  • 中古で買った本。新版が出ているから安かったのか105円だった。

    この本、三好節炸裂で、読んでいておもしろいのだけど、やっぱりこの人のロジックに対する批判的見方もないといけないのかなあと思ったりしました。たとえば認知症の医療的理解に対する批判やそれに対抗する「葛藤型」「回帰型」「遊離型」みたいな分類の提示とかね、本当にそれ信じていいの?みたいなのがあって。

    「見方と関わり」に新しい視点を持ち込むためには有用だと思います。でも、どんな類型化からも最終的にははみ出してしまうのが人間だし、個性だしね。まあ、だからこの本で取り上げられている具体例はそれぞれ興味深かったりするのだけど。

    ああ、そういう見方もあるなあ、と捉えておくぐらいの方がいいのかなあ、というのが率直な感想です。やっぱり、三好信者にはなれないわ。

  • とても読みやすく
    内容は共感できると思います
    著者の実際のケアから
    施設での経験を元に
    書かれているので
    施設職員は馴染みやすいと
    思います

  • 最初は参考にはなるけど知識としては積み重ならない感じ・・・と思っていましたが、中盤以降非常に勉強になった。そして三好さんの本なのでとてもわかりやすく面白い。

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著者プロフィール

1950年、広島県生まれ。特別養護老人ホームに生活指導員として勤務後、31歳で理学療法士の資格を取得。35歳で独立し「生活とリハビリ研究所」を設立。近年は、生活リハビリ講座を全国各地で主催する傍ら、年間100回以上の講演活動を行っている。一般社団法人「考える杖」代表理事。

「2023年 『関係障害論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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