孤独がきみを強くする

著者 :
  • 興陽館
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  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877231958

作品紹介・あらすじ

群れるな。孤独を選べ。

孤独はただの寂しさじゃない。

孤独こそ人間が強烈に生きるバネだ。

たったひとりのきみに贈る

激しく優しいメッセージ。

岡本太郎、最新生き方論。

プロデュース・構成 平野暁臣(岡本太郎記念館館長)

感想・レビュー・書評

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  • R2.4.29 読了。

     ブックオフで衝動買いした。
     恥ずかしながら岡本太郎氏については、有名な太陽の塔の作者というぐらいしか知らなかった。この本の中には岡本氏の持論と芸術にかける信念や生き様が描かれていた。
     岡本太郎氏って周りに何を言われようとも自分の信念は曲げないという、すごくかっこいい生き方を貫いた人だったんですね。この出会いに感謝です。

    ・「孤独はただの寂しさじゃない。人間が強烈に生きるバネなんだ。」
    ・「順番なんて、人間の価値とはなんの関係もないんだ。」
    ・「勝って結構、負けて結構。ただ、完全燃焼、全力をつくす。そういう主義をつらぬいている。」
    ・「誠実に、その瞬間瞬間にベストをつくしたんなら、結果なんていっさい考える必要なし。」
    ・「自分で、いまやれるだけのことをやればそれでいい、と覚悟を決めるんだよ。あとはなんとかなるさ、とひらきなおって、平気でやればいい。」
    ・「人生を真につらぬこうとすれば、かならず条件に挑まなくてはならない。いのちを賭けて運命と対決するのだ。その時、切実にぶつかるのはおのれ自身だ。おのれが最大の味方であり、また敵なのである。」
    ・「おのれを信じ、おのれをつらぬき、おのれを突き出す。群れない、媚びない、ブレない。それが『岡本太郎』という生き方です。」…(解説より)
    ・「まわりの目に動ぜず、自分自身にも妥協せず、誇らかにおのれをつらぬきとおせ!。」
    ・「君は君のままでいい。弱いなら弱いまま、誇らかに生きてみろよ。」

    • hiromida2さん
      今晩は!読書虫さん
      いやいや、レビュー拝見して 同じく
      岡村太郎氏=太陽の塔 というイメージしかなかった私…。
      しかし、レビュー拝見して思わ...
      今晩は!読書虫さん
      いやいや、レビュー拝見して 同じく
      岡村太郎氏=太陽の塔 というイメージしかなかった私…。
      しかし、レビュー拝見して思わず、
      「いいっすね!」って清々しく声をあげてしまいました(笑)
      いつも、本棚覗かせてもらっています。
      ブクログの皆さんのレビューを見ては、
      「なるほど…」と色々、発見出来る事ばかりで楽しいです。勿論、沢山の本を読破されてる読書虫さんのレビューも楽しんでいます。
      今後とも よろしくお願い致します。
      2020/05/05
  • タイトルが少し恥ずかしかったのですが、図書館で借りて読んで、とても良かったので、書店に注文しました。

    mika☆さん、フォロー、ありがとうございました!

  • 太郎さんから、
    生きるための指針を受け取った気がする。

  • ストレートな言葉は 
    心に沁みますね~~
    日めくりカレンダーに したいような文章です。

    気に入った 所を ちょとだけ引用します。
    「もし世界が変えられないとしても、変えることができるものがある。
       自分自身だ。」
    このような 言葉は 他の本でも見たことがあります。
    良く書かれているのは 
    「他人は変えられないけど 自分は変えられる」と言うような内容ですが
    さすが太郎さんですよね~~~
    他人を越えて 世界に なっちゃっています(笑)
    目線が高いですよね~~

    それと
    「結果にこだわるからなにもできなくなる。
    ・・・・
    大切なのは、運命をつらぬいて生きることだ。」

    などなど、、
    自分自身に打ち勝ってこそ 生きているんだ~~てな事が
    沢山書かれていました。

    自由奔放に生きていたような人ですが
    その心の奥には 強い強い情熱があったんですよね~
    改めて 尊敬しつつ 見習いたいものだと 思いました。

  • ★まとめ。
    ・孤独を貫けば、それは魅力になる
    →「孤独感」を貫くんじゃなくて「孤独」を貫く
    ・芸術とか哲学とか思想なんて皆、孤独の生み出した果実だ。
    ・謙虚とは、人の前で己を無にするとか低く見せるようなことでは絶対にない。むしろ自分の責任において、己を主張することだ。
    ・真剣に、命がけで遊べ
    →つまり芸術
    ・幸福なんてこの世にはない
    →幸福とは、自分に辛いことや心配事が何もなくて、ぬくぬくと安全な状態であること。

  • 常に孤独。孤独に負けないように心を強くしなきゃしなきゃと思って読んだ。孤独とは気高い。孤独とは妥協の誘惑を振り切って、自分の進むべき道を突き進む覚悟のことだ。でも本を読んでいるときは、友達と話している気持ちになった。

    • りまのさん
      megmilk999さん
      こんにちは。フォロー頂き、ありがとうございます!
      この本、私もよみました。沈んだ気分の時などに読んで、勇気とパワー...
      megmilk999さん
      こんにちは。フォロー頂き、ありがとうございます!
      この本、私もよみました。沈んだ気分の時などに読んで、勇気とパワーを、貰っています。
      どうぞよろしくお願いいたします♪  りまの
      2021/02/06
    • megmilk999さん
      コメントありがとうございます。
      この間岡本太郎展に行きました。作品も力強かったです。
      コメントありがとうございます。
      この間岡本太郎展に行きました。作品も力強かったです。
      2022/10/05
  • 岡本太郎の心の強さを感じる作品。
    彼のように生きれなくても、彼の精神性は心のどこかで置いておきたいな、と思います。

    いつか心が折れそうな時、そんな時にまた読み返してみたいと思いました。

  • この人がキテレツだと言われてしまう世界が少し悲しく感じた。

    「恋愛っていうのは、かならず片思いなんだ。」
    「己れを殺せ。」

    岡本太郎は「岡本太郎」を演じている。本当の自分は自分さえ知っていればいい。
    何を世界に知って欲しいのか、己れさえ殺し己れを生き、己れを世界に伝えようとしていた。
    かっこいいと思った。

  • 他の人も書いてたけど言葉を抜粋した本です。前に、「サザンオールスターズの新曲」を聴いた時に、よくこんなハイティーンの気持ちをきちんと歌にできるな、と感心したことを思い出した。
    岡本太郎は5歳であり、70歳でもある。あと本当に周りを気にするなと言ってくれるので楽になる。
    「孤独とは」縛りの本ではあるが、ご本人はちゃっかり素晴らしい奥様を持っておられるので、安寧におもねらずガリガリと突き進む事を続けるための言葉集と言う所なのかな。いずれにしても勇気が出ますよ。

  • “君は君のままでいい。弱いなら弱いまま、誇らかに生きてみろよ。”

  • 岡本太郎に興味を持ち始めて彼の残した名言はどうゆうものか、私も曲を作ったりする中で孤独というのに狩られる場面があるので気になり買ってみました。読み終えた後に彼の美術館にも行きました!笑

    こちらの本は芸術家の方達、趣味で物作りや作品を残してる人などが読むとモチベーションが上がると思います。
    孤独と向き合うのは自分ひとりだけじゃないんだな。って思わせてくれます。スラスラ読みやすいです!

  • タイトルの通りです。
    個性的である事に誇りを持つ事が生きるという事なのかと思いました。

  • 金平糖のようにトンがることはなかなか難しいけど、読んでいて励まされる。何か物事をすることに対して、年齢を言い訳にしてないところが尊敬できる。

  • ふむ

  • 岡本太郎からのメッセージ。情熱的な叱咤。岡本太郎だからこその言葉。核心をついてくる。逃げないこと、言い訳しないこと、何かのせいにしないこと。つまりは闘うこと。自分の頭と心の体で強く生きること。でもにっこりと笑いながらね。

  • 弱いまま進め!と言われたので弱いままでも進みます

  • 孤独とはただの寂しさじゃない。人間が強烈に生きるバネだ。という箇所が心に響いた。

    孤独で己れと真剣に向き合うことは美しい。
    自分が本当にやりたいこと夢中になりたいことを意志を持って挑み続け、妥協しない。
    岡本太郎さんは熱く、スジを通す突き抜けている男だと感じた。
    重なった内容が幾つかあるがそれもまた岡本太郎さんが伝えたいことのポイントなのだろう。

  • 一つ一つの言葉に、力が宿っている。

  • なかなか難しい本
    特に後半に行けば行くほど

    でも、弱った心に勇気を与えてくれた気がします

    5年後読んだら、また違う感じ方ができると思います

  • 全てがめちゃめちゃかっこいいり岡本太郎さんのパワーをビシビシ感じる。落ち込んだ時とか、勝負に負けた時とか、読むと 回復できそう。

    そんな彼も恋愛にはナイーブで、こんな一文を残しているのが、なんか愛おしい。

    片想いでいいんだよ、恋愛ってものは必ず片想いなんだ。

  • 『孤独と危険な道』

    カラスは死の鳥。
    つねに隣り合わせの死を見つめている目が印象的。
    彼のように爆発的、いや、爆発して生きる。
    そこに三次元を超えた瞬間が訪れ、棘がささった人から疎ましく思われることもあろう。
    しかし、そこから生まれる新たな世界に踏み出す岡本太郎の姿が1つの壮大な作品となっている。
    唯一無二な作品を表現しやがったーー!!

  • 岡本太郎にしか出せない言葉があり、胸に刺さる。
    自分を貫くことの覚悟を教えてもらえる。

  • 自分らしさをつらぬく勇気を与えてくれます。 シナモン
    OPACへ⇒https://opac.musashino-u.ac.jp/detail?bbid=1000109484

  • パラパラめくって、すぐ返そうと思っていたのに、日本を代表する芸術家の言葉は、そうするには強すぎた。家に持ち帰って、じっくり読まなくちゃ。

    自分自身として人生を全うしたい。

  • -- 制約されるからこそ、内にたぎり、反逆する --
    彼はふつうのなりをする。現代を受け入れつつそれをはね返すために。

    うまく言えないけど、無目的的であるとか無意味だとか無価値とかそういう「無」とつくものはそう悪いものではなく、むしろその逆よりも本質的で純粋なのだなと思った。
    岡本太郎はペットという表現が嫌いだという。彼は一時期カラスと一緒に暮らしていた。(飼っていたのではない)
    そのカラスにウイスキーの水割りを与えたらそのカラスが酔っ払ったというエピソードは笑った。

  • まわりの目に動ぜず,自分自身にも妥協せず,誇らかに己をつらぬきとおす「孤独」。ありのままの自分を堂々と社会に押しだし続けた岡本太郎氏の言葉の数々は,私たちにも「孤独」に生きる勇気を与えてくれそうです。

  • 孤独がきみを強くする/岡本太郎

    詩のような感じで書かれているので読みやすい。すごくエネルギッシュな言葉がたくさんあり、読んでいてエネルギーをもらった。
    また読みたい。
    今がすべて。勝って結構負けて結構完全燃焼全力を尽くす!

  • 世の中には数多くの岡本太郎さんの言葉を集めた本があるが、自分がこの本を良いと思ったのは、まず発言のエッセンスがあり、その後にその解説的な説明が書かれている事。

    他の本でも取り上げられた発言等もありあまり目新しさはないが読んだ時の立場や気持ちによって読む人の受け取り方が変わってくるように感じる。

  • タイトルに惹かれるであろう人たちが「聞きたかった素晴らしいメッセージ」が無数に散りばめられた本。しかし、ほとんどの人には、岡本太郎さんのような生き方を選択する勇気がないだろう。そしてそこに容赦なく切り込む言葉の数々。グサッと刺されたい人にはおすすめです。

  • 岡本太郎のエネルギー溢れる至言の数々。
    世間体、同調圧力、老いの悩み、そんなのクソ喰らえだ。孤独を感じても、自分が信じるやりたいことをやれば良い。

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著者プロフィール

岡本太郎 (おかもと・たろう)
芸術家。1911年生まれ。29年に渡仏し、30年代のパリで抽象芸術やシュルレアリスム運動に参加。パリ大学でマルセル・モースに民族学を学び、ジョルジュ・バタイユらと活動をともにした。40年帰国。戦後日本で前衛芸術運動を展開し、問題作を次々と社会に送り出す。51年に縄文土器と遭遇し、翌年「縄文土器論」を発表。70年大阪万博で太陽の塔を制作し、国民的存在になる。96年没。いまも若い世代に大きな影響を与え続けている。『岡本太郎の宇宙(全5巻)』(ちくま学芸文庫)、『美の世界旅行』(新潮文庫)、『日本再発見』(角川ソフィア文庫)、『沖縄文化論』(中公文庫)ほか著書多数。


平野暁臣 (ひらの・あきおみ)
空間メディアプロデューサー。岡本太郎創設の現代芸術研究所を主宰し、空間メディアの領域で多彩なプロデュース活動を行う。2005年岡本太郎記念館館長に就任。『明日の神話』再生プロジェクト、生誕百年事業『TARO100祭』のゼネラルプロデューサーを務める。『岡本藝術』『岡本太郎の沖縄』『大阪万博』(小学館)、『岡本太郎の仕事論』(日経プレミア)ほか著書多数。

「2016年 『孤独がきみを強くする』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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