結婚詐欺師

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 131
感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (434ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877281328

感想・レビュー・書評

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  • 結婚詐欺師と女達、徐々に包囲網を拡げていく刑事の過去が絡み合う展開に惹かれる。
    こんなに最低でクズな男もいるんだなあと思った。
    痛い目に遭っても一生反省しない。
    こんなヤツには絶対引っ掛からないと思っていても人は弱い。
    その隙に漬け込んでくる。
    宗教も人も「お金」と囁いてきたら即手を切るべき。
    ボロボロになる前に。

  • 阿久津さんと橋口さん
    たまにシンクロしてるのかな
    ていう箇所ありました
    間違い?まさか?

  • プロの結婚詐欺師・橋口と知能犯係・阿久津刑事との攻防。

    プロの結婚詐欺師である橋口は何人もの女性をターゲットにし、言葉巧みに口説き落とし、金を引き出す。

    そんな橋口のターゲットになった美和子は、阿久津のかつての恋人だった。

    動揺する阿久津。

    悪事に邁進する橋口。

    やがて橋口と阿久津は接触の時を迎える。


    起伏のない物語で、少し物足りなさを感じた。
    細やかな人物の心模様を描いているのは流石。

  • お金を貢ぐ女を「クライアント」と称する
    プロの結婚詐欺師。
    騙される女たち
    追い詰める刑事たち。

    こんな簡単に??って思うけど
    普段ガードが堅い女性ほど、クラッとなると弱いのかも。

    ものすごいリアルで
    さすがは乃南アサだなぁという感じ

  • 寂しい時、優しくされたら傾くもんだ…。四六時中考えておきたいのに、思いのままに連絡できないのもポイント高い。それも、センスの良い服を着て、言葉巧みで、卒なくスマートな態度。危ない危ない!

  • 再読。
    結婚詐欺師、騙される女達、追う刑事の話。
    面白かった!!
    どうしてこんなに簡単に騙されるのかなと思いつつも、仕事の愚痴を嫌な顔をせずにずっと聞いてくれる、騙されていると心のどこかでわかっていても認めることができないなど、なんか切ないし、プロの詐欺師の努力もすごいな。
    やっぱり乃南アサさんは素晴らしい。

  • 2015_12_11読

  • 面白かったです。
    うーん、ちょっと切ないかなあ。
    幸せになりたい、女性心理につけこむ結婚詐欺野郎は
    許せん。
    でも刑務所から出てきたら、またやるんだろうなあ・・・コイツ★

  • そんなに簡単にひっかかるかな、と思うものの世間でも時々新聞で読んだりするのであり得る題材なんだなと。ちょっと捕まるのがあっさりしていたかなと思うけれど、面白かったです。

  • 結婚詐欺師、騙される女達、追う刑事、の話。
    孤独な一人暮らしの時に、本気で仕掛けてこられたら、
    やっぱり騙されそうだなぁと思いながら読みました。

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著者プロフィール

1960年東京生まれ。88年『幸福な朝食』が第1回日本推理サスペンス大賞優秀作となる。96年『凍える牙』で第115回直木賞、2011年『地のはてから』で第6回中央公論文芸賞、2016年『水曜日の凱歌』で第66回芸術選奨文部科学大臣賞をそれぞれ受賞。主な著書に、『ライン』『鍵』『鎖』『不発弾』『火のみち』『風の墓碑銘(エピタフ)』『ウツボカズラの夢』『ミャンマー 失われるアジアのふるさと』『犯意』『ニサッタ、ニサッタ』『自白 刑事・土門功太朗』『すれ違う背中を』『禁猟区』『旅の闇にとける』『美麗島紀行』『ビジュアル年表 台湾統治五十年』『いちばん長い夜に』『新釈 にっぽん昔話』『それは秘密の』『六月の雪』など多数。

「2022年 『チーム・オベリベリ (下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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