120% coool (幻冬舎文庫 や 1-3)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 1077
感想 : 88
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877284749

感想・レビュー・書評

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  • 良かった。どんな場所にしろ今いる場所が居場所なんだよみたいなセリフがめっちゃ良かった。それと亀の餌の話がめっちゃ良かった。

  • 唇から蝶
    非現実的だけどそそられた
    心と口は反していることの表現みたい
    黒いコートの衿に赤い口紅!

    newspaper 新しいニュースを知らない言葉で知る
    一緒にいる時間の空気の色 恍惚

    目に見えるものの価値は自分で決める

    DIETCokeの女性 素敵

    大きさを越えた時にクールは人間を支配する

  • 私の唇も、青虫になっちゃいそう


  • 恋愛ってなんだろう。
    ゴールはセックスなのか、セックスはスタートなのか。
    大切に想うのに傷つけて、勝手に傷ついて。
    いつだって不安は未来からやってきて、今を大切に出来ない。
    でもその不安定さ、不完全さすらをも愛おしく思う。
    だってそれが恋愛だもん。

  • 結構な大人の短編集。
    電車で読むときは若干周りを気にした。照笑

    登場人物みんな、いろいろ正直。
    恋愛の描写のなかで、自立しないとと思えるフレーズがある。
    「あんたが、あんたでいられる場所って、あんたがいるとこ以外にないんだよ。」とか。

  • 色んなかたちの、恋愛短編集。
    ぼくの妻の唇は青虫である‥ここから始まったので少々ギョっとしました。

  • 2015.7.25

  • 『100%の完璧な快楽では、愛という陳腐な言葉が入り込む。それを打ち消すには、もう20%を必要とする。』

    ロマンティックでドラマティックな短編集。「唇から蝶」が好き。

  • coolじゃなくcooolなんですね。かなを振ったら「クーウゥゥル!」みたいな感じ。キンキンに冷えてるような。
    雨の化石とNEWSPAPERが好き。

  • 独特な雰囲気がある、大好きな短編集になりました。
    どれも好きですが、ガリレオの餌は終りが好きです。
    120%Coolの雰囲気も大好きです。
    最初にある作者の言葉「幸か不幸か、いまだに、私は20パーセントモアを求めて右往左往している」が、なぜかとても印象的でした。

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著者プロフィール

1959年東京生まれ。85年『ベッドタイムアイズ』で文藝賞受賞。87年『ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー』で直木賞、89年『風葬の教室』で平林たい子文学賞、91年『トラッシュ』で女流文学賞、96年『アニマル・ロジック』で泉鏡花文学賞、2000年『A2Z』で読売文学賞、05年『風味絶佳』で谷崎潤一郎賞、12年『ジェントルマン』で野間文芸賞、16年「生鮮てるてる坊主」で川端康成文学賞を受賞。他の著書『ぼくは勉強ができない』『姫君』『学問』『つみびと』『ファースト クラッシュ』『血も涙もある』他多数。



「2022年 『私のことだま漂流記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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