- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784877284947
作品紹介・あらすじ
三島由紀夫、安部公房、黒沢明、岡本太郎、小沢征爾、篠山紀信、加賀まりこ、かまやつひろし、ビートたけし、坂本龍一、村上龍、松任谷由実…'60年開店以来、きらめく才能が集う伝説のレストラン「キャンティ」。そのオーナーにして希有な国際人といわれた川添浩史、梶子夫妻の生涯と「キャンティ」を愛する客達の青春を描いた長編ノンフィクション。
感想・レビュー・書評
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読んでいて “あの頃” の情景を想像した。
夢を探して背伸びしている若者達。
そこに色んな物語があって。
川添さん、すごいなー。 浩史も梶子も。
社交的で行動力があってセンスがあって。
キャンティいつか行ってみたいなー。
とその後、誕生日にキャンティに行きました。 この本がもっと好きになった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
物凄い時代を駆け抜けたお店、というかお人だったんだなあというのは実感。ただちょっと構成に凝り過ぎてて却って”お店”の物語としては気が散る部分もあった。
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「安井かずみがいた時代(島崎今日子)」関連本。
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2021.07.24 朝活読書サロンで紹介を受ける。
2021.12.25 朝活読書サロンで紹介を受ける。
キャンティ本店
http://www.chianti-1960.com/store/iikura.html -
有名文化人の溜まり場だったことで知られる六本木の老舗イタリアン・キャンティ、その創業者夫妻の生涯と店の歴史を綿密な取材で手際よくまとめている。
島崎今日子「安井かずみのいた時代」と合わせてよむと、当時の東京、六本木界隈の様子がより立ち上がってくる。 -
17.4.5 NHK プレミアムカフェ 街はこうして輝いた 銀座&六本木
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林真理子「アッコちゃんの時代」に出てくるキャンティの背景をもっと知りたくて、この本を手に取りました。店の常連であることが、都会の文化人・都会のおしゃれな不良の証であるような、一見さんには敷居の高いイタリアンレストラン。私の想像の及ばないような世界にクラクラしました。
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再読
キャンティを中心にした川添浩史の生涯。
文化人サロンとしてのキャンティのオーナー夫妻
素敵な伝説として語られることが多いけど、それだけに留まらず
多種多様な人々のインタビューを元に色々な角度から彼らを見た一冊。
学歴詐称とか(笑)(やはり昔はそういうとこバレナイのね)
家督を食い潰したお坊ちゃまとか晩年高松宮様に疎まれたとか
そういう面もあったのね。
しかしお二人と交流があった面々が大物すぎて・・・!
キャパと親友なんだもん
梶子さんの写真も載ってて嬉しい。彼女だけで一冊読みたかったな。
安井かずみすらお亡くなりになってる昨今ではかなわぬ事なんだろうな・・・
バルセロナホテル・コロン、ブルーダニューブ -
女神、梶子を雑誌で目にしたのは
十代後半だった。
この女の人は今まで自分の周りを
過ぎて来た人とは違う。
一目惚れというやつだった。
知的で奔放で愛した人には、とことん
可愛い情熱を注ぎ、彼がこの世を去れば、自然に息絶えるそんな姿も可憐だと思った。