日々のこと (幻冬舎文庫 よ 2-2)

著者 :
  • 幻冬舎
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感想 : 31
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  • Amazon.co.jp ・本 (177ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877284992

感想・レビュー・書評

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  • 世間の評価とは全く関係なく、読者として、小説はすごくいいけど、エッセイは感性が合わない作家、逆に小説はイマイチだけどエッセイはたまらなく面白い作家というのがいる。
    そりゃ、もちろん作家というからには小説を本業としているという自負があるだろうから、小説よりもエッセイがいいと言われるのは面白くないだろう。とはいえ、エッセイは書き手そのままが出てしまうので、そこで感性が合う人とは人間的に繋がったような気がして読むほうは嬉しい。で、吉本ばななは、私にとって後者の作家。中でも、この初期のエッセイは彼女自身あとがきでも書いているけど、若々しい失敗をたくさんしているという。でも、彼女が「失敗」と呼ぶところこそ、私に訴えかける。彼女のエッセイの中でもこれは一番面白かった。(2007.8.31)

  • 文庫版あとがきが印象的。
    過去の自分や作品を振り返った時の感性が素敵。

  • なにかとよく読んでる ひとの日記(特に知ってる人の)はおもしろいなあとおもうのでそういう感じでよんでいる 自分のおもったこととか、面白くなかったことか、いいかげんにていねいに、はしょられてるとこもあるんやろうけどこちらとしてもどうでもいいだけに充分に、ひとの一日を気持ちを知るところを満足させられる で、表紙がすき、フォントと絵

  • 吉本ばななさんの初期のエッセイ。20代の頃の日々の出来事や思ったことがそのまま素直に書かれていて、著者のことをとても身近に感じてしまう。「あとがき」の言葉も好き。

  • 吉本ばななさんの短編集。
    この人の本はもう何冊読んだかわからんけど、どれもいつものんびり長く読める感じ。よくわからんけど。むちゃおもしろい訳じゃないけど、また次を読みたくなるというか、そんなの。

  • よしもとばななの初期のころのエッセイ。確かに青くささがある。

  • さら〜っと読めたエッセイ集。
    でも特に何か残るものがなかったなぁ・・・。

  • ばななさんのエッセイではこれがいちばんいい。本人はあとがきで「ダメな文章」と書いているが、おもしろいかおもしろくないかは別として、オチがちゃんとついているところがいいと思う。私の基準は文学的にどうというより、オチがあるかないかの方が重要なのだ。

  • エッセイというか、日記というか、思い出話のような。

  • 『夢について』と同時期に出版されたエッセイ。これも言葉を選んでゆっくり考えた感じのする文章である。

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著者プロフィール

1964年、東京生まれ。日本大学藝術学部文芸学科卒業。87年『キッチン』で第6回海燕新人文学賞を受賞しデビュー。88年『ムーンライト・シャドウ』で第16回泉鏡花文学賞、89年『キッチン』『うたかた/サンクチュアリ』で第39回芸術選奨文部大臣新人賞、同年『TUGUMI』で第2回山本周五郎賞、95年『アムリタ』で第5回紫式部文学賞、2000年『不倫と南米』で第10回ドゥマゴ文学賞(安野光雅・選)、2022年『ミトンとふびん』で第58回谷崎潤一郎賞を受賞。著作は30か国以上で翻訳出版されており、イタリアで93年スカンノ賞、96年フェンディッシメ文学賞<Under35>、99年マスケラダルジェント賞、2011年カプリ賞を受賞している。近著に『吹上奇譚 第四話 ミモザ』がある。noteにて配信中のメルマガ「どくだみちゃんとふしばな」をまとめた文庫本も発売中。

「2023年 『はーばーらいと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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