- Amazon.co.jp ・本 (227ページ)
- / ISBN・EAN: 9784877286859
作品紹介・あらすじ
人間が死を迎えるのは当たり前のこと。しかし、生の延長線上に死があるとはどうも思えません。人間の中には生きることと死ぬことの両方が半分ずつあるように思えるのです-。いかに天寿をまっとうするか。生きる勇気、死ぬ誇りとは何か。自らの波瀾万丈の生涯を振り返りつつ、人生の意味と本質を、生と死の深淵から問うた傑作エッセイ。
感想・レビュー・書評
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研修課題だったので読みました。もっと卑屈で後ろ向きな方に突き抜けてたら読み物としては面白かったのに。どうしてもメッセージ性が強くなってしまってて押しつけがましくてどうにも読みづらかった。
でも、どんなできごとにもドラマティックさを求める、世界が舞台そのものであるというような感覚は好きです。わたしもおはなしの中の幻想(現実)がいい。 -
にんなから愛された淀川長治さんが教えてくれた「生きる知恵」
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「生死半半」4
著者 淀川長治
出版 幻冬舎文庫
p98より引用
“好きな仕事に命懸けで取り組んでいれば、
疲れるどころか逆にどんどん元気が出てきます。”
「さよなら・さよなら・さよなら」のフレーズで有名な、
映画解説者である著者による、
生と死について考えたエッセイ集。
生死に対する著者の考えが、
映画のセリフの引用等と共に書かれています。
上記の引用は、
著者の仕事に対する姿勢に関しての一文。
確かに、
自分の好きな事をしているときは、
気分が高揚して疲れを感じない物です。
それが仕事ならば毎日楽しくて仕方ないのですが、
なかなかそうはいかないです。
以前読んだ「「やりたいこと」がわからない人たちへ」の中には、
自分のしている事をいつまでも嫌いではいられない、
という様に書いてあったので、
とりあえずやめてしまわないように気をつけます。
著者が解説をしていた映画番組は今でもありますが、
最近は著者のような映画解説者をあまり見られないのが、
少し残念です。
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08007