三匹の犬の日記

著者 :
  • 架空社
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本棚登録 : 16
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877521493

感想・レビュー・書評

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  • 上品な語り口調ですが、3匹の犬たちのお正月の様子がなんとも可愛らしいです。

  • 元日に電車に乗って散歩に出掛けた黒・白・ぶちの三匹の子犬の日記。
    春子さんと太郎さんはお年始の挨拶回りがあるので犬たちに「お雑煮を食べたら,おまえたちすきなことをして遊びなさい,そして晩には家へ帰ってきて日記をおつけなさい」と言って三匹に渡しました……

    黒は“黒犬の元日”,白は“子犬日記”,ぶちは“青リボン日記”とそれぞれの個性が出た日記帳の題を付けている。
    大冒険の主なストーリーは黒によるところが大きい。春子さんが日記を読んであげているのですが,「黒は下等だなあ,すぐ食物のことを書くのだもの」「馬鹿だなあ」「知れたことですね」「黒はどうしてもかとうだなあ」……と口を挟む太郎さん,黒に対してヒドイ!そして,白は悪口ばかり,ぶちはのんびり者。
    春子さんは日記をしっかりとつけた三匹に,ご褒美にバターをつけたおかちん(※おもちのこと)を与えました。

    こののんびり世界が何とも心地よかった。

  • しれっとした雰囲気が いとおしい

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著者プロフィール

1878(明治11)年大阪府堺市生まれ。堺女学校に進み、「源氏物語」などの古典や、尾崎紅葉・幸田露伴・樋口一葉の小説を読む。1900年、後の夫・与謝野鉄幹が主宰する新詩社「明星」に短歌を発表し、翌年処女歌集『みだれ髪』を刊行、大きな反響を呼ぶ。1942(昭和17)年死去。

「2008年 『全訳 源氏物語 五 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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