- Amazon.co.jp ・本 (309ページ)
- / ISBN・EAN: 9784877587123
感想・レビュー・書評
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悪くないけれど。
残るものもない。
深く入っていく感じがない。
エッセイといえばそんなものかもしれないけれど。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ほんっとにこの人料理出来る人であり、聡明な人なんだなー
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「料理を愛する心は人生論よりためになる」、「すぐれた女性は必ずすぐれた料理人である」等々、痛快な語り口が小気味よく、時代を経て肝に銘じたくなる内容が満載のエッセイです。
「料理」に必要なのは、技術ではなく愛である。毎日の食事を、自己表現できるクリエイティブなものととらえた途端に、工夫や喜びが生まれ、もっとおもしろく自由に生きられる。環境や道具が進化したとしても、そうは変わらない心が伝わります。そんな心の持ちように加えて、台所を賢く支配するための道具選びから具体的なレシピまで、実用的なアイデアも。松浦弥太郎さんによる解説も必読です。1976年に初版が刊行された、作家・桐島洋子さんの名著の新装復刊版。 -
昭和12年生まれの著書が、昭和51年に刊行したこちらを図書館で借りて、文庫本で読了。
約40年も前に書かれたとは到底思えない、むしろ、斬新とすら思える内容。
料理に関するちゃらちゃらした軽めのエッセイと思ったら、大間違い。料理を軸に、なんとも筋の通った生き方がつまった内容。自分の感性を奮い立たせてくれる。
ウィットに富んでいて、絶妙な文章にもノックアウト。
こちらは、ずっと手元に置いておきたい本と認定し、早速注文しちゃいました。日々の料理に嫌気がさしたり、気分がのらなくなったら、この本に、自分を叱咤激励してもらおうと思う。 -
聡明であるとは、を教示いただいた本。
スピード時代、情報化社会の中で、自分の頭で考え、身体で感じることが大切なんだ。
心貧しきオードブル、でき合いで歩む女も堕落の道、が特に自分の為になった。
料理の本なんだけど、生き方にアドバイスいただいた気持ちです。 -
ひろこさんから菜の花へのプレゼントです。
料理に関するエッセイ、36年前のベストセラーの復刊ですが、内容も文体も古さを感じず、テンポよく楽しく読めました。これまで料理は「食べられて、栄養があれば」くらいの認識でしたが、読み終えて、う~ん、レシピは覚えても、料理の「本質」は分かっていなかったなぁ…と。作る自分にも、食べる家族にも、失礼で勿体ないことをしていました。料理が魅力的に思えてきて、料理を楽しめる自分になれそうです(^O^) -
桐島洋子さんの存在をまったく知らなかったのだけど、あの人たちのお母さんなのか〜とか、ウーマン・リブって本の中でしか知らない言葉だよなぁとか、いろんなことを考えながら読みまして。
料理をしたり、食べたりという行為を通して、恋愛や社会や生活について書かれた本で、こういうことって本当に普遍的なんだと思った。
あと、ウーマン・リブが提唱され始めた時代に書かれたエッセイって全般的に面白いものが多い気がする。
好きなものは好き、嫌いなものは嫌いという姿勢がはっきりしてて、いまの女性の生き方を説く本とはまた違うなと。
今でこそ女性が働きながら家事をすることが当然になりつつあるけど、昔はそうじゃなかったなかで、仕事人として、母として、女として生きてきたとかほんとかっこいい。
こういう生き方は私にとっての究極の理想像かもしれない。 -
だいぶ昔の本らしいけど、今の気分にぴったりでした。
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松浦弥太郎が解説を書いてたので読んでみたが期待してたほどではなかった。
料理は要領よくやらにゃダメだよってのが全編通して書いてあるんだけど、この本が説いてる「聡明」な女の人は俺苦手かも。ドヤ顔で料理作る人よりも少し謙虚にささっとこなす人の方がいいなぁ。世界各地で食べた料理について触れてもいるけど、どれも断片過ぎていまいちだったし。
やっぱ料理は写真が豊富に使われてるレシピ本のほうが読んでて楽しいな。 -
ざっくり、さばさばした語りで面白い。70年代の本とは思えない…と思った瞬間古い表現が出てきたりするのもいい。
レシピを流し読みでもいいからざくざく読んだ方がいい、というのは共感できる。それからくいしんぼうな恋人の下りにも。
誰かに食べてもらうとなると、気持ちが違うもの。両親とかの身内だと気合の入らないのも、恋人や料理の好きな女友達だと緊張したりするし。
パーティとかも、張り切ってやりたい。誰かがふと来たときに、ささっとおもてなしの料理が出せるのも憧れる。
料理に意識が向いてる時期なので、いい本を手にとったと思う。