恐怖の歴史: 牧神からメン・イン・ブラックまで

著者 : ポール・ニューマン 田中雅志

• 三交社 (2006年11月1日発売)

作品紹介・あらすじ

古代アルカディアの牧神(パン)から原初の死、悪霊、悪魔、地獄、吸血鬼、異端カタリ派、魔女、狼人間、黒死病などの疫病、狂気、幽霊、ゴシック小説の幻想怪奇譚、独裁者のテロリズム、原爆投下、そしてエイリアンやメン・イン・ブラックまで、恐怖の諸領域を時代ごとに渉猟し、もう一つの人類の精神史を紡ぐ。

感想・レビュー・書評

[鴨さんの感想 · 2018年8月5日]

パニックの語源となった牧神・パーンを導入に、古代から現代までの欧米諸国における恐怖・残虐・不思議についてまとめた一冊。
魔女狩りについて調べる一環で手に取った。魔女狩りそのものの記述についてはそこまで厚くない（というよりも、探していた地域と異なる地域の事例だったため斜め読みだった）が、ぱらぱらめくったときにおもしろそうだという理由で通読。副題のメン・イン・ブラックについてもそこまで厚いわけではないが、幅広さと魅力的な語り口という点で評価できる。

[kobuneさんの感想 · 2015年1月12日]

思ってた内容と違った。