くじらの子 (少年写真新聞社写真絵本)

著者 :
  • 少年写真新聞社
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本棚登録 : 64
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (40ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784879817365

作品紹介・あらすじ

インドネシアの東にあるレンバタ島。そこにはモリ1本でくじらを捕る伝統捕鯨の村、ラマレラ村があった。土地がやせていて農作物ができない村人がたよるのは「くじら漁」だけ。村のヒーローともいえる「くじらとり」を夢見る少年の物語が始まります…。写真家・映画監督の石川梵がラマレラ村を訪れてから30年。本作では、くじらの島の人々を通して、大自然と共に生きる素晴らしさと厳しさを伝えています。物語の主人公エーメンくんも登場するドキュメンタリー映画「くじらびと」2021年9月全国公開予定。

感想・レビュー・書評

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  • 9分
    あとがきまで15分

    ガス水道も通ってないそぼくな村で伝統的なモリ突き漁が行われている。
    インドネシアの村

  • 村で生きていく少年の決意と村でのくじら猟の生活。普段自分たちが生活している世界とは全く異なる生活、暮らしがあることを学べる1冊

  • 2021.6.10 6-4

  • 命がけの鯨とり、スゴイ!!!
    そして、もっと安全でスマートな仕事を選ばず、将来も村のために鯨とりになるという少年の決意に頭が下がる。
    豊かに生きるってどういうことなんだろう?と、考えさせられる。

  • エーメンは島の男の子だ。
    お父さんといっしょに海に出て魚をとる。だけど、普段とれる小さな魚では島中に行き渡らない。
    クジラを仕留めなければ。
    海の漁師たちは小さな舟にのり、モリ1本でクジラに挑む。
    彼らは伝統捕鯨を今も守り続けている。
    エーメンは大人になったらきっとお父さんたちのように、ラマファ(モリ打ち)になると決めている。

    〇村にも文明の波がヒタヒタと押し寄せてきている。その中で大人も子どもも悩みながら、伝統的な暮らしを選ぶものも、出ていくものも、戻ってくるものも。
    〇かつては日本もこのようなクジラ漁だったのだろうか
    〇30年に及ぶ取材
    〇’21・9月「くじらびと」映画公開

  • K
    4歳2か月

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著者プロフィール

写真家、映画監督。
1960年大分県生まれ。AFP通信社東京支局カメラマンを経て、フリーランス。祈りをテーマに世界60か国以上で撮影。写真集『海人』(新潮社)で日本写真家協会新人賞、講談社出版文化賞写真賞、写真集『The Days After 東日本大震災の記憶』(飛鳥新社)で日本写真協会作家賞受賞。ネパール大地震をテーマにした初監督映画「世界でいちばん美しい村」が記録的ロングラン。2021年には新作「くじらびと」公開予定。
主な著書に、写真集『伊勢神宮 遷宮とその秘儀』(朝日新聞社)、『時の海、人の大地』(魁星出版)、『鯨人』『伊勢神宮 式年遷宮と祈り』(集英社)など。

「2021年 『くじらの子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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