鵺の鳴く夜を正しく恐れるために: 野宿の人びととともに歩んだ20年

著者 :
  • エディマン
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  • Amazon.co.jp ・本 (185ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784880084534

作品紹介・あらすじ

1994年、新宿西口地下道に飛び込んだ!そこで目にした光景は、強制排除、ダンボール村の焼失、野宿者への襲撃、路上死、そして少しの希望…。「待ったなし!」の状況におかれたリアルな現場からのトーキョー路上エッセイ集。

感想・レビュー・書評

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  • 「新宿は非常な街」という言葉は、筆者の属していた新宿連絡会が路上生活者を守るためのアクションで、徐々に都や区の路上生活者支援に変化が見られたことや、新宿で路上生活を送る人々にはコミュニティーがあり、路上の劣悪な環境でもささえながら生きていたり、文化が生まれる様子を見ると一概に述べられないと感じた。このように1つの事象ですべてを知ったように捉えてしまうことに差別が生まれることに気づかされた。貧困に偏見がなく、権利として住まいを持てる社会が実現してほしい。

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著者プロフィール

1969年、広島県広島市生まれ。1994年から路上生活者を中心とする生活困窮者への支援活動に取り組む。
一般社団法人つくろい東京ファンド代表理事、認定NPO法人ビッグイシュー基金共同代表、住まいの貧困に取り組むネットワーク世話人、生活保護問題対策全国会議幹事、いのちのとりで裁判全国アクション共同代表、立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科客員教授。
著書に『閉ざされた扉をこじ開ける』(朝日新書)、『コロナ禍の東京を駆ける』(共編著、岩波書店)、『ハウジングファースト』(共編著、山吹書店)、『貧困の現場から社会を変える』(堀之内出版)、『生活保護から考える』(岩波新書)など。

「2021年 『貧困パンデミック』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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