悪魔のダンス―絵の中から誘う悪魔 (ハートアートシリーズ)
- 視覚デザイン研究所 (1996年6月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (158ページ)
- / ISBN・EAN: 9784881081235
作品紹介・あらすじ
エピソードに事欠かない悪魔は、画家たちの想像力をかきたてる格好の題材。名画になった悪魔たちが西洋美術の奥深さはもちろん、文化の根深さまでも垣間見せてくれます。
感想・レビュー・書評
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開始:2023/3/27
終了:2023/4/7
感想
天使より身近にいる存在。人類に火をもたらしたのはきっと彼ら。今も昔もふとした瞬間に顔を覗かせる。これからもずっと僕らを見ているはず。 -
絵をたしなむ私だが、タイプ違いの美女を10人描け、と言われたら困ってしまう。これが不美人なら、得たりや応!と描けてしまう。
この美人と不美人、天使と悪魔とパラレルである。
絵描きの立場としては悪魔の方が描きやすい。小川から大海へ抜け出た魚のように自由闊達に描けるだろう。
本書は広く浅く、あまたの悪魔を紹介してくれる。 -
中のゆるいイラストがいい。
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内容はかなり浅いが、キリスト教の悪魔から日本の悪鬼、果てはデビルマンまで扱うという幅広さ。美術に現れる悪魔は一通り網羅しました、というような内容には好感が持てる。ただ、私としては、もっと闇の歴史的な暗い内容を期待していたのだけれど、どちらかというとお茶目な感じに編集されていて、それが少し残念だった。宗教によっても地獄の様相は違うし、結局は想像の産物でしかない、ということか。当たり前だけれど。
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一目見たときに気になって、すぐに衝動買いしてしまった。
ヒット作じゃない本って、そのとき買わないと意外とあとで見つからず、ずっと後悔するから!
たくさんの絵画と、悪魔の小話が紙の隅々にまで散りばめられていて、ボリュームがあった。
内容はそんなに濃くはないのだが、不思議と少し贅沢な時間を過ごした気がする。
悪魔は空想上のものだと思うけど、各宗教聖典はもちろん歴史的背景や地理的要因が反映されていて、興味深い。 -
厨二病のオリジナル小説を書いていた頃に参考にしていた書物。
友に読ませていたりもした。
勿論、今となれば封印したい所謂「黒歴史」で有ることは言う迄も無い。
ちなみに、私が期待していたものとは違った。 -
肩の力を抜いて読める宗教絵画の解説書。
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こっちは悪魔の描かれた絵画についての本。「天使のひきだし」と対で読むと楽しい。
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(2006.12.12)