将棋棋士の名言100: 勝負師たちの覚悟・戦略・思考

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  • 出版芸術社
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784882934363

作品紹介・あらすじ

歴史に名を残す将棋界の巨人羽生善治・渡辺明・加藤一二三・大山康晴・升田幸三…精選した100の名言から解き明かされる勝負師たちの知られざる素顔、将棋の本質、命を懸けた勝負哲学。

感想・レビュー・書評

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  • 現在・過去に活躍して瀧氏の名言集。

    著者自体は元奨励会だっただけあり、棋士の気持ちを良く理解していると感じた。

  •  ○加藤一二三「棒銀が弱いんじゃない。自分が弱いんです」○米長邦雄「兄貴は頭が悪いから東大に行った。自分は頭がいいから将棋指しになった」○羽生善治「読み切っていれば怖くない」「里見香奈は天然で天才だ」○渡辺明「羽生さんは天然」「40歳で引退して好きなことをやる」○村山聖「四段になって数えていた。60連勝すれば名人になれる」「自分には夢がふたつある。ひとつは名人になって将棋をやめてのんびり暮らすこと。もうひとつは素敵な恋をして結婚すること」
     将棋で初手に指せない駒は角と桂馬w。1978年生まれ、渡辺明が弟弟子にあたる指導棋士二段(元奨励会)後藤元気 著「将棋棋士の名言100」、2012.11発行、再読。①村山聖「四段になり60連勝すれば名人になれる」②大山康晴「最も大切なのは健康」「人前で口が達者になったらダメ」③升田幸三「駒をうんと持った時には、もう遅れている」「隙があれば、ただちに打ち込む」④羽生善治「何のために将棋を指すかは70歳になってから考えたい」⑤渡辺明「40歳で引退して好きなことをやる」

  • 調子に良し悪しはない

  • ページの半分が写真で、エピソードが浅い気がする。自分が知ってる限りでも、抜け落ちてる名言がかなりあるように見受けられる。

  • もっといい言葉があるはずなのに、が第一感。そして、将棋ファンにとっては物足りないし将棋を知らない人にとっては分からないだろうなという「二兎を追う者一兎も得ず」な一冊。

    唯一、升田幸三の「ぼくは不自由な駒がかわいい」という名言は知らなかったし将棋差しっぽくていいなと思った。

  • 本屋で見かけて衝動買い。
    憧れの将棋棋士たちの将棋や人生に対する考え方が一言ごとに表れていた。
    感銘を受けた名言も多く、私にとって大切な一冊になった。

  • 棋士の言葉を引用して、背景や一言を加える構成。このサイズの本にしては、棋士の一言に1ページを使っているので実際は半分も読む場所がない。

    内容自体もこれといって面白い所がなく、棋士の名言などはネットで検索すれば良い物であり、筆者でなければ分からない情報が殆どない。

    棋士系本を集めてる人しか余りためにならないと思う。

  • 面白かったけど、発言のソース書いといてもらると良かったなあ。渡辺竜王を除いて若手の名言が少ないのが、何か寂しい。

  • 名著です。将棋界がもっと好きになる。ライバル同士の名言が見開きで載ってる構成とか、見事です。

  • 将棋観戦記者として一部で有名な後藤元気氏の書籍ということで購入。タイトルは何やら立派であるが、ご本人が前書きで自身が聞いた言葉もあれば著書・インタビューからの引用もあり「信憑性に差はある」としても「その棋士らしさがでているかに重きをおいた」とあるし、「本意でない言葉、解釈については甘んじてお叱りを受け、ご要望があれば一席設けさせていただきたい」とあるように、あくまでも軽く読める内容。本格的な読書体制には入りきれない新年に相応しい選択とも言える。

    将棋関連ブログをいろいろとチェックはしているがその中でも秀逸なのが渡辺竜王のものとその奥さんの「妻の小言」で、実は特にその「妻の小言」の中にかなり頻繁に後藤氏は登場してくる。そんな理由は個人的には後藤元気氏の名前は比較的親しみをいだいていたので新刊にその名を発見しつい手に取ったというわけだ。

    そんあブログを読みつつ竜王一家は随分と観戦記者と仲が良いのだなあ、と漠然と読んでいたのだが本書を読んで疑問が氷解した。後藤氏もかつては棋士を目指した奨励会員で、実は渡辺竜王の同門の兄弟子であったのだ。なるほど道理で仲が良いはずだ。と、いう訳で本書でも幾つか渡辺竜王の素顔を表す一言が紹介されている。

    竜王は天然のようで将棋以外は本当に常識に欠ける逸話が多いのだが、その中の一つがこれだ。寿司屋で頼むネタの名前が判らないので、苦心の手が同行の後藤氏の注文を聞き「同じのをサビ抜きで」というものだ。先後同型とでもいうのであろうか。

    だが竜王の本当の「天然」さを紹介するのは何と言っても「妻の小言」だ。年明け早々のブログにはこういうものが紹介されていた。

    旦那「今年の年賀状、へびの絵が多いね。あぁ、あれか。辰年だからか」

    流石に干支を知らないと奥さんにバカにされている竜王だけある見事な一言である。将棋の名言集の紹介が完全に路線を外れてしまい、渡辺竜王の天然ボケ特集になってしまった。申し訳ない。出来れば兄弟子としての立場から今度は「渡辺明迷言集」を発刊して貰いたいものだ。

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