白蓮の阿修羅

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  • 出版芸術社
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  • Amazon.co.jp ・本 (315ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784882934851

作品紹介・あらすじ

天平6年、正月11日、興福寺西金寺の落慶供養が行われた。
安置された30体近くの仏像群の中で、ひときわ目を引いたのが、後に「日本人にもっとも愛された仏像」と言われる、あの阿修羅像だった。「神というより、人のようではないか」――若き仏師がそこに込めた思いとは。
苛烈な権力争いを繰り広げる男たちと付き従う女たちの葛藤、ひたむきな愛をドラマチックに描き上げた、日本人の魂の琴線に触れる感動の物語。

感想・レビュー・書評

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  • 長屋王の悲劇です
    物語です、うまくできています
    サスガのドラマチックな題材
    素晴らしい

  • 面白かったです。
    最初はやたら平仮名だけが細い書体に慣れず、読みにくかったのだけれど、慣れれば問題なかった。

    光明皇后、長娥子、教勝にひかれて書いた、ということなのだけど、そこに阿修羅像成立のことが絡んでいて、楽しく読めました。
    長屋王の変を扱っていたり、光明皇后を扱っていたりのものは読んだことがあるけれど、長娥子、そしてその娘教勝に視点があるものは初めてで、それだけでもなかなか新鮮でした。

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著者プロフィール

篠綾子/埼玉県生まれ。東京学芸大学卒。『春の夜の夢のごとく 新平家公達草紙』でデビュー。主な著書に『白蓮の阿修羅』『青山に在り』『歴史をこじらせた女たち』ほか、成人後の賢子を書いた『あかね紫』がある。シリーズに「更紗屋おりん雛形帖」「江戸菓子舗照月堂」など。

「2023年 『紫式部の娘。 1 賢子がまいる!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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