- Amazon.co.jp ・本 (203ページ)
- / ISBN・EAN: 9784883206292
感想・レビュー・書評
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私にとってファスティングのむつかしさは、大きく2つあります。
慣れ親しんだ食習慣とそれに伴う口さみしさという物足りなさ。
長年の食生活のおかげで1日3食が当たり前と脳や体に刷り込まれているため、お腹がそれほどすいてもいないのに定時になると何かを口にするという行動がなかなかやめられません。
それから、食事は人間の3大欲求の1つですので、この楽しみを粗食や無食で過ごすことの虚しさ。
ファスティングの効果を納得できても、まずはこうした慣習を断ち切ることが、必須です。
そこで今回、とりあえず1日半の軽いファスティングを体験して体の変化をみてみました。
まず、因果関係は不明ですが、当日の夜は体がだるい、特に首や肩こりは日ごろからあるのですが、特にひどいように感じました。
でも空腹感はそれほど感じず、我慢できないときにはフルーツドリンクを飲んだので、辛さはありませんでしたが、やはり何か固形物を口にしたいという欲求の方が強くて大変でした。
結局、29時間をフルーツドリンク2回+水だけで過ごして、2.5kgの減量となりました。
その後も、大食いはできず、いつもなら1合飯が半合に減り、過食や暴飲暴食はなんとか脱出できそうな予感が・・
ヘロドトスは1月に3日間の断食、ピタゴラスは40日の断食、ソクラテスやプラトンも10日間の断食を実行し、ヒポクラテスも断食の効用を力説しています。
本書は、断食初心者向けのガイドブックですが、長寿大国日本の医療費削減のヒントがあるような気がしてなりません。
断食するだけで病気とサヨナラ、これで食費も医療費も家計には優しい習慣の誕生です。
また、貧乏人の子だくさんは、粗食からきているということから不妊治療にも効果的だという説、あえて水を渇望させる植干農法で稲の収穫量を1反10俵増加させる話、砂地でトマト栽培、養鶏場の雌鳥を2週間の断食で卵を産みやすい体質に、動物が病気になった時は何も食べないことで免疫力を高める、などある程度のストレスを与えた方が種本来の生きる力を発揮しやすい事例も興味深く読めます。 -
食生活を見直そうと思っていたので読んでみました。
こういった食に関する本はこちらで良いと書いてあることがあちらでは悪いと書いてあることが多いので鵜呑みにはできない。
それでもこの本は個人的な感想としては非常に良かった。
「断食で治らない病気は、他のどんな治療でも治らない」
これはドイツの古い諺だそうです。
この言葉を全肯定というわけではありませんが、現代はそう言ってもおかしくなくらいに飽食の時代になっているような気がします。
しばらくはこの本に書かれている食習慣を少し意識づけてやってみようと思います。 -
「飽食は老化・死を招きやすい」それは事実だろうし、結局トレードオフなので、粗食がストレスなら飽食した方が人生としてはいいのかもしれない。断食は極端なような気はするし、食いすぎに気をつけて健康的な食事をキチントしておけばいいのではないのかと。外食は体にはよくないとは思う。それが楽しみな人はすればいいけど。要するにタバコと同じかな。
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1日1食でオーケー。吉永さゆりさんが1日腹筋100回するとの指摘に驚いた。