フィギッシュ

著者 :
  • 青林工藝舎
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本棚登録 : 245
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (170ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883790395

感想・レビュー・書評

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  • 「好きとか情とか言いだしたら人形はおしまいだっ。俺は誰も愛さねえ、俺の人形を愛してんだっ」

    同著作の『月喰ウ蟲』を読んでいた時から感じたことですが、この人の描く漫画は「人形(殊に少女)」との親和性が高く、表題作『フイギッシュ』の登場人物たちのフイギッシュな思考や倫理観には共感させられるところがあり、グイグイと読みました。3Dプリンターが登場したりと、フィギュアの技術が近代的なのも良かったと思います。真っ先に澁澤龍彦の『少女コレクション序説』が浮かんできた私ですが(笑)
    とにかく、めちゃめちゃ面白かったです。こういう変態チックな芸術家が魅力的に見えて集まって来る頭スッカラカンな女の子たちを見るのが1番好きだったりします(笑)。

    なので表題作を除くと他の作品の出来は「うーん、もうちょっと刺激的でもよき」となりますが、それでも自分は江戸川乱歩『孤島の鬼』とかに顕著な「狂人の野望」とか「計画のために奔走する狂人」みたいなテーマが大好物なので、そのようなお話も『月喰ウ蟲』同様たくさん収録されている印象を受けたので良かったです。

    気に入っているお話は『歯医者のおつまみ』『ゼブラパーティー』『猟奇刑事マルサイ◎第二話』『フィギッシュ』です!

  • 表紙から中身は結構酷い描写かと思ったけど、絵は割とソフトタッチで普通。内容が生理的に気持ち悪い気分にさせてくれるものだった。
    自分勝手か陰湿な感じ。
    女の子が頑張ってるってことで
    でんでん商店街が一番良かった。

  • くっだらねー話が多いが、絵は抜群に巧い。
    そして感情のありかたとして、表題作はすごい。

  • いいなあ、大越ワールド。もっと猟奇を求める。

  • マニアックなエロ本

  • 女の子可愛い

  • ひとにやさしく がすっごく好き カラコロカリカリ

  • 自分には合わなかった…

  • 大越さんの猟奇作品が目当ての方にはあまりおすすめ出来ないですね。
    他の単行本に比べたら猟奇成分は薄めです。
    しかし逆に大越さんの芸の幅に感心しました。
    絵柄の変化を楽しんでみるのも良いと思います

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著者プロフィール

大越孝太郎 ★漫画家。1986年、青林堂刊行のガロ12月号にて『アカグミノカチ』でデビュー。デビュー以来、一貫して「猟奇」をテーマに描き続け、カルト界での評価はもちろん、一般のファンやプロの描き手にも信奉者は多い。代表作に『月喰ウ蟲』『フィギッシュ』『天国に結ぶ戀』『猟奇刑事マルサイ』など。    Cuvie ★漫画家。同人活動などを経て、2001年にデビュー。様々なジャンルにわたり、繊細な心理描写と魅力的な画風を駆使した作品を手掛け、絶大な人気を博する。現在、ヤングチャンピオン烈にて『NIGHTMARE MAKER』を好評連載中。代表作は『ドロテア ~魔女の鉄鎚~』、『ハコイリ』、他にも作品多数。    沙村広明 ★漫画家。1993年、アフタヌーン四季賞夏のコンテストにて四季大賞を受賞した『無限の住人』でデビュー。年末より連載化した同作は、現在も大人気連載中。2008年にはアニメ化もされた。他にも『おひっこし』『シスタージェネレーター』『ハルシオン・ランチ』(以上すべて講談社・刊)など作品多数。

「2012年 『ネメシス 2012年 秋号 ♯10』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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