妖霊星 改訂版: 身毒丸の物語

著者 :
  • 青林工藝舎
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (166ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883791675

感想・レビュー・書評

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  •  たがいに親から見捨てられた少年、少女。
     彼らが出会うボーイ・ミーツ・ガール、だが。。。

     タイトルだけ聞いたことあったので、マンガだったら読めるか、と思って借りた本。
     内容は、いわくいいがたい愛憎劇。まさに愛が憎しみに、憎しみが愛に、合間に仏教思想も挟まって多層的な物語となっている。中世日本のものがたりの雰囲気が伝わってきた。
     近藤氏のシンプルなんだけど、艶っぽい絵にドキドキした。
     

  • なんと言っていいか。
    よくわからなかった。
    原作があるのかな?
    タグに古典ってあるから、原作があるのかもね。

  • 説教節「身毒丸」の物語。親の因果で子供が苦労する物語。不条理である。清水寺の観音がいやな人格に描かれている。

  • 主人公達の悩みは言わば中二病で無駄に理屈っぽい。
    その理屈を越えた先の情念の段になると、近藤ようこの本領発揮。

  • 説経節からのアレンジ。天井桟敷とは直接関係ないです。

  • 水のように静かで透明。そして後を引く。

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著者プロフィール

1957年新潟市生まれ。漫画家。国学院大学文学部卒。大学在学中にデビュー。「見晴らしガ丘にて」で第15回日本漫画家協会賞優秀賞を受賞。折ロ民俗学や中世文学への造詣が深く、安吾や漱石作品の漫画化にも取り組む。作品は「水鏡綺譚」「説経小栗判官」「ルームメイツ」「恋スル古事記」「戦争と一人の女」「死者の書」「夢十夜」ほか多数。第18回文化庁メディア芸術祭大賞受賞。

「2021年 『兄帰る 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

近藤ようこの作品

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