バカヤロー経済学 (晋遊舎新書 5)

著者 :
  • 晋遊舎
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感想 : 54
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  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883809172

感想・レビュー・書評

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  • 対談の相手がまさかの匿名ですが(笑)、そこを差し引いても面白かったです。
    ただ、知識ゼロから読めるほど甘い文章では決してない。

    ・経済政策とは、財務省が担当する財政政策と、日銀が担当する金融政策の2つ。前者は事業(公共投資と減税)、後者は金の量(金利操作と量的緩和)
    を増やして経済を活性化させる。

    ・財政政策は固定相場制の下では内需を拡大させるが、変動相場では拡大した内需が海外に流れ出てしまう。金融政策は固定相場制の下では金の量が増えないが、変動相場では金業も金を借りやすくなり、円安になって内需が増える。

  • 「バカヤロー」が世の中を動かしているのかな?

  • 経済や政治について、知っているようで知らない、または、知っているつもりでいたことが本当はよくわかっていなかったということを思い知らされたように思います。  また、この本は竹内さんと先生との対談形式になっていますが、この先生は何者なんでしょう?なにかスキャンダルに巻き込まれ、社会から消されたということですが、とても気になる。

  • >需要は多いのに供給は少ない、という仕事に就けば当然賃金は
     高くなります。その代わり、この仕事に就くのは大変だし、競争もスゴい。
     じゃあ、賃金はやすいかもしれないけど、自分が一番得意な仕事だから
     ライバルは少ない。こういう仕事に就けば、ハッピーですよね。
     好きなように仕事ができますから。
    ―自分が得意だと思っている仕事は、自分が好きな仕事だと思いますが、
     得意かどうかは客観的な評価が必要ですよね。それに、自分は嫌いでも、
     人に頼られる仕事は、自分では得意だと思っていなくても、実力を持って
     いる可能性があります。いずれにしても、自分の主観に頼らずに、客観的に
     自分を評価しておく必要がありそうです。

  • 経済というより政治の本。
    政治と経済は一体のものだということもわかる(?)。

    内容はいろんな用語が説明なしで出てくるので
    表紙の「知識ゼロからはじめる」は大嘘だが、
    それでも十分評価されていいと思う。

    世の中って、想像以上に政略的にドロドロしてるんですね。

  • 財政に関係する経済学については、分かり易く書かれてると思う。でも、なぜ日本では経済学の主流が実践されないか、という問題になると「本当バカな奴ばっかりですね」で済ませてる。その程度の軽い本です。

  • 私、正真正銘の経済学部出身。いまだに経済のこと分からず。
    そんな自分みたいな人にとっては、「マ○キュー経済学」とかお堅い本にありがちな『理論』から内容が展開される本より、こういう『現実』から話が進んでいくもののほうが分かりよいかも。
    経済学を一通り知りながらも敬遠してしまっている人におすすめ。

  • 結構痛快だったけど、全部を理解するのはなかなか至難の技(´・ω・`)

  • 現実の政治経済から知識を学べる本。

    学問としての経済学ではなく、現実でどんなことが起こっているのか、それはなぜか、という視点がおもしろい。


    内容からして、
    完全に日本の政治、国を批判している。

    権力を持ちたいという欲望のために
    国民のことを考えず、自らの利益を最優先に考える政治家、官僚。

    批判すべきところはたくさんあると思う。
    しかし、国民が勉強をしなさすぎるところもある。

    この本を読めば、もっと勉強をしなければならないと感じる。

  • バカヤロー経済学 政治学に近い経済学の話。いくら経済の人間ではないとはいえ、頭のいい竹内さんを基準で話が進んでるので、本当に知識ゼロからじゃあ難しいところもある。対談相手は誰か気になるけど、抹消された人らしい。 http://amzn.to/b0Ix9o

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著者プロフィール

たけうち・かおる サイエンス作家。1960年生まれ。東京大学教養学部教養学科、同大学理学部物理学科卒業。マギル大学大学院博士課程修了(高エネルギー物理学専攻、理学博士)。フリースクール「YES International School」校長も務める。著書に『99・9%は仮説』(光文社新書)、訳書に『WHAT IS LIFE? 生命とは何か』(ポール・ナース著、ダイヤモンド社)などがある。

「2021年 『人と数学のあいだ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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