- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784883864409
作品紹介・あらすじ
幼い頃から泣き虫で、か弱く見られてみんなから守られてきた有馬は、高校入学を機に誰にも頼らず一人で強く生きようと決意するが、先輩の吉原に泣いている姿を見られてしまい再び世話を焼かれるように。そんな時、有馬は吉原の友人で綺麗だが無愛想な男・爾志から「ぼっち同士一緒にいれば安心するだろう」と提案される。爾志は人に興味がなく、独りが好きなのに吉原に構われて困っていたと言う。しかし、爾志と話をするうちに、爾志が本当に、わずかな好きなもの以外、関心がないことを知った有馬は胸の痛みを覚えるが-。
感想・レビュー・書評
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渡海先生の本では一番好きかも?
所々、切なくて泣けます。
最初はリバっぽくて抵抗あったんですが、成長した主人公の有馬がオカン系包容力ダーリンになってて、きゅんとしました。
心身ともに成長した有馬が素敵です。
爾志先輩は美しい孤高の人。とても不器用だけど、愛情深い可愛い人でした。
ふたりの社会人編も読みたいです!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
レーベルが違うせいか今までの渡海さんとちょっと違い、カプがくっつくまでとその後がじっくり書かれていました。いつものサラッとした軽いものも好きだけどこういうのもいいですね。
ただ渡海さんらしいトリッキーさもあって、この話では前半と後半とで大多数の人がこうだろうと思っていた受攻がひっくり返ってしまうという展開があるので、その辺ダメな人はダメかもしれません。私は丁寧に描写されていたので大丈夫でしたが、でも前半の印象のままでも充分萌えたかな。有馬の描写が可愛くて心温まるところが多かったので、ちょっともったいなかったかも。でも好きです。 -
小椋ムクさんの絵が好きで購入。内容は…一日で読めたけど、感動は無かったかな。
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いいお話だと思う、が全くもえは感じないし痛いし辛い。若さって暴力だ。