ワケありな映画

著者 :
  • 彩図社
2.92
  • (0)
  • (4)
  • (6)
  • (1)
  • (2)
本棚登録 : 55
感想 : 6
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883927913

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  •  ワケありな映画っていろいろあるもんですねえ。わたしが本書を手に取ったのは,『暗号名黒猫を追え!』という映画を検索していてのことです。この映画が地元の能登の海も舞台になっていることを知ってDVDを手に入れようとしたのですが,Amazonなどでは扱っていませんでした。販売していたのが何やら妖しい組織の名前でした。その名も,「スパイ防止法制定推進国民会議」。妖しいでしょ。送られてくるのも時間がかかったので…。
     本書を読んで,この映画が上映禁止になったことを知りました。そして,その理由も。なんと,あの統一教会も絡んだ話だったのです。

     とまあ,こんな風に,本書には,上映禁止となった映画や,何やら悲劇を呼び込んだ映画,上映はされたもののDVDにはなっていない映画など,興味深い話題が1作品4ページと,コンパクトにまとめられています。いろいろあるもんですね。
     本書に取り上げている作品の中でわたしが見たことのある映画は,『暗号名黒猫を追え!』『靖国YASUKUNI』『泥棒成金』『太陽を盗んだ男』『黒部の太陽』『地獄の黙示録』『トラ・トラ・トラ』『エクソシスト』。本書を読むと,他のも余計に見たくなりますなあ。
     『黒部の太陽』では,危険な破水帯出水シーンで裕次郎さんが骨折していたそうです。知らなかった。負傷者も10数名でたとか…。

  • "上映禁止になった映画作品やソフト化が困難な作品などを紹介している。
    "

  • ワケあり映画として、『トラ・トラ・トラ!』についても書かれている。『トラ・トラ・トラ!』はアメリカ公開版と日本公開版があるけど、この著者は恐らくアメリカ公開版しか観てない。ちゃんと両方観てから、こういう本を書いてもらいたいものだ。

  • 観られるモノは観よう。

  • 上映禁止になった作品のうち、「ブラックサンデー」は今年ようやく「第二回午前十時の映画祭」で、劇場公開されました。全国を1年間かけて巡回しています。ビデオもいいけれど、ぜひ大スクリーンでお楽しみください。私は公開2日目に行きましたが、場内はほとんど男子校状態でした。

  • ほとんど知ってるネタでした。わざわざ本にするのか…と思いつつ、知らない人にはいい塩梅かも知れないと。

全6件中 1 - 6件を表示

著者プロフィール

フリーライター。横浜国立大学教育学部総合芸術学科卒業。
在学中、アート・映画への哲学・思想的なアプローチを学ぶ。編集プロダクション勤務を経て渡仏。パリで思索に耽る一方、アート、旅、歴史、語学を中心に書籍、雑誌の執筆・編集に携わる。現在、東京都在住。
パリのカルチエ散歩マガジン『piéton(ぴえとん)』主宰。
著書に『図解 いちばんやさしい哲学の本』『図解 いちばんやさしい三大宗教の本』『図解 いちばんやさしい地政学の本』『図解 いちばんやさしい地経学の本』『図解 いちばんやさしい世界神話の本』『地政学から見る日本の領土』『ワケありな映画』『ワケありな名画』『封印された問題作品』『吉田松陰に学ぶ リーダーになる100のルール』『本当は怖い 仏教の話』『要点だけで超わかる日本史』『教養として知っておきたい33の哲学』(いずれも彩図社)、『はじめるフランス語』(学研プラス)、『地政学ボーイズ』(原案・監修/ヤングチャンピオン)などがある。

「2024年 『図解いちばんやさしい地政学の本 激動の世界最新版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

沢辺有司の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×