- Amazon.co.jp ・本 (112ページ)
- / ISBN・EAN: 9784887420175
感想・レビュー・書評
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私が好きな本その⑤
数学で一番面白い分野は整数です。間違いありません。 -
おそらく高校の時は手が伸びなかったニッチな分野特化本。京大みたいな数学ガチ好きな人を採りたい大学が入試に活用しているイメージ。
この本を通じて整数論はそもそも実験する性質の分野だなと体感的に掴めてきた気がする。微積、線形代数のようにある程度プロセスが明確な物と違って、適用できることが多いからいくつもアプローチが存在する。それを実際に紙とペンで書いて観察しながら探っていくような。
パズルが好きなら小学生でも解けるという意味でフェアな分野なんだろうな。 -
同じシリーズの組み合わせ論よりこちらのほうがはるかに面白い。
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350
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常人が手を出せるものではない。相当難易度が高い。
1対1が解ける人間でも四苦八苦するであろう。
東大レベルなら必須だが、それ以下ならあまり手を出さない方がいい。 -
自分の受ける大学が整数問題が多くて、対策として買ったのですが、当たりでした。
数への理解や解法の意味の理解が深まりました。
注)マニアックな人向け。
で、何が面白いか、うまく言語化できませんね……。いや間違いなく面白いです。数を見ること、分解すること、操ること、共通因子を見つけること、これらがね、たまらなく面白いんですよ。他にももちろんあります。ユークリッドの互除法について理解したときは涙物でした。これを証明して、言葉にし、普遍化することができるのかと。師匠が前言っていたフェルマーもそうです。どれもこれも整数が関係し、そこより深く理解が生まれます。もう、同じ面白さが共有できるか不安なのが悲しいです。師匠にも伝われば良いのですが。