マジマネSPECIAL スターバックスに学べ
- ディスカヴァー・トゥエンティワン (2007年8月15日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784887595743
作品紹介・あらすじ
急速な成長をとげ、全体の売上は65億ドル超、現在世界40ヶ国以上に1万1000を超える店舗を構えるなど、その独自の経営理念やブランド戦略、サービス哲学などは、世界中のビジネス社会で注目の的となっている。
「出店戦略が特徴的」「ブランドにこだわりを持っている」「人事や福利厚生がユニーク」といったことは世間的にも知られつつあるが、その背景にある社内カルチャーや意思決定のあり方、現場でのマネジメントなど、具体的なビジネスの全体像については、これまでほとんど社内でしか語られてこなかった。
そうした「スターバックスのビジネス」に焦点を当てて、同社の元マーケティング担当である著者が初めて書き下ろした書籍が、本書である。
本書は「マーケティング&ブランディング」「顧客サービス」「人材育成」という3つの切り口から、“内部の視点”で同社のビジネスを分析。経営陣の考え方から、さまざまなプロジェクトの成功/失敗事例、現場のすみずみに行き渡る独自の社内文化までを、44項目の「成功のノウハウ」として、具体的かつ平易な文章で明らかにしていく。
巻末には「スターバックス役員たちの本棚」を掲載。彼らが実際に読んでいるビジネス書の中でも、とくにスターバックスのビジネスを形づくるのに重要な影響を与えた本を紹介している。これらを読むだけでも、スターバックス独特のビジネスを理解する大きな助けとなるにちがいない。
具体的なプロジェクトの事例や経営陣の言葉など、興味深く、そして誰でもすぐに役立つノウハウも多く書かれており、経営者や起業家だけでなく、一般のビジネスパーソンにもぜひ読んでいただきたい一冊といえる。
感想・レビュー・書評
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お店に来るお客様に対して、想像以上の良い体験をさせることを意識する。自分の仕事に誇りを持ち、改革していこうという心がけを常に持ち続ける。クーポンや安売りは、値段でしか他の会社と張り合えないということ。最高のコーヒーを届けるという第一目標に沿った行動を取っていく。ブレない軸を持ちづけること。
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妥協を許さない情熱がオンリーワンをつくる
商品の価値と口コミの評判はどちらが欠けてもうまくいかない -
会社の考え方が、ホテルのリッツカールトンに似ているなと思った。多くのアメリカシェアを持つ企業が商品の大量仕入れでコストリーダシップ戦略をとり、安売り合戦でライバル企業を蹴散らし、自らも収益を落とすという構造になっているのだが、スターバックスは、価格よりも品質を重視し安売りはしないことや、顧客に商品を売るというより、商品を通して上質の経験をしてもらうことに重きをおいているという。そういうことができるのは、会社のミッションと従業員をうまく結びつけ回っているからなのだろう。自画自賛的な書き方もリッツと似ていた。
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スターバックスの経営哲学を分類解説
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備忘録
•ニーズでなく、ウォンツをみた
•orでなくAND 妥協しない
•新しいブランドでなく新しいカテゴリーをつくるー新しい体験…ブランドができる
•低価格は最後の手段、価格を売るな品質を売れ
•新商品は高めの価格
•クーポン、割引は負債であり客全体対象。客が求めるのは個人対象として。
•場所にコストを。出店は中心の中心
•商品の特別性=その商品だからこその体験
•どんな時も競合他者を引き合いに出さない。あくまで新しいカテゴリを提供してるため唯一無二
•顧客設定を教養ある層だとして、その嗜好にあうように表現を徹底
•信条と従業員を常に中心にすえる
•従業員はパートナーと呼ぶ
•テイスティングは自信のあらわれ、店主導型提供だから交流を産み、ファンをつくる(長期戦略)
•What's in it for me ? パートナーの考え方 -
いちいちポイントが書いてあるのが鬱陶しいが、スターバックスの歴史はなかなか興味深かった。
改めて別の本を読もうと思う。 -
著者はスターバックスで8年間マーケティングプログラムの作成と実行に携わる。現在、コンサルタント会社を主宰し、企業のサポートを行なっている。
なぜ、スターバックスは成功したのか?
スターバックスの成功のノウハウとは、スターバックスの本質を表す言葉で、これまで一度も文書にされたことはない。
本書で紹介されている成功のノウハウは、スターバックスを成功へと導いた、暗黙の非公式な社内に伝わる知識に基づいて書かれている。
本書の構成は大きく分けて以下の4章。
①スターバックスコーヒーのマーケティング&ブランディングに学べ
②スターバックスのサービスに学べ
③スターバックスの人材育成に学べ
④成功のノウハウ+α
世界各国で展開し、成功を収めてきたスターバックス。
老舗のコーヒーショップではなくその歴史は浅く、20年たらず、その短期間でここまで大きく成長した企業は全世界でも数えるほどである。
私たちの街にも店舗展開しているスターバックス。
そのルーツと成功の秘訣を学びたく本書を手に取った。
コーヒーの飲み方を変えるという壮大な夢から出発したスターバックス。もはやそれは文化を形成するまで値する功績を収めている。
デフレの今の日本。
デフレの中だからこそスターバックスのような企業に再度スポットライトが当てられその中にこそ日本の企業が探し求めているものが見つかるのかもしれない。
業種を問わずそれは必要であり、断片的にでもそれをつかみたい。 -
一応楽しみにしてた本なので全部読んだけど、正直いまいち。
いいところをピックアップして羅列しただけという感じ。
それだけならいいのだけど、
んー同業他社の悪口のようなコメントが多い。
廃盤になっただけあるなーと思ってしまった… -
スターバックスの原点から経営方針まで、けっこう細かいところまで知ることができる一冊。