- Amazon.co.jp ・本 (142ページ)
- / ISBN・EAN: 9784890138517
感想・レビュー・書評
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以前ピノキオを題材にしたイベント参加のために本当のピノキオストーリーを知りたくて購入してあったのに
全部読めずに置いてあったのを引っ張り出して読み直しました
当時装丁も気に入って、いわゆるジャケ買いしました
表紙は黒い布で製本され金の箔押しがされ紙も上質で挿絵も絵画的な絵が使われていて画集としても楽しめます
焼かれる、吊るされる、殺されるなどの穏やかでない表現や、障害者差別で問題になったりする表現が出てきます
ディズニー映画のピノッキオのイメージを持ったままで読むととかなり残酷で重い内容ですが
この物語が伝えたい事が何なのかは大いに伝わる思います
大人のための児童文学とも言えます
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絵も上手かったし、金原訳だから読んで損はないと思って借りたんだけど、実はピノキオって、誰でも知ってるようでお話は全然覚えていないタイプの本だよね。「冒険」というより、「災難」というべきじゃないかというような話。教訓譚……なのかなあ。まあ、ピノキオがおバカなのがいけないんだろうけど、それにしても。殺すだの吊るすだの食べるだの皮をはぐだの、なかなか殺伐としていて穏やかじゃない。しょうがないか、19世紀イタリアの話だもんなあ。
ま、とにかく。面白かったといえば面白かったんだけど、今日後半を一気に読んで娘に大泣きされた。こんなに泣かれたのはアマミノクロウサギの話以来かなぁ。ピノキオがかわいそうだったらしい。ゼペット爺さんも。青い髪の妖精の母さんも。
しかし、これが発売当時大人気ってどういうこと?いい子にしてないとこんな怖い目に遇うんだぞーって脅してるだけのようだが? もうちょっと楽しい「ぼうけん」を期待していたので、読んでよかったのか悪かったのか、まだ何とも判断できないんだけど、私には新鮮だったかな。あの「ピノキオ」って、こんな話だったのか!と。 -
ロベルト。インノチュンティの絵がとても細やかで素敵です。
【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
https://opc.kinjo-u.ac.jp/ -
2010/09/15の本
読み聞かせの際は紙芝居でした -
子どもがピノキオって何?と聞いてきたので、調べて借りてきたのですが。この本、小学校高学年向けくらいの絵本だったのですね。でも、がんばって、子どもに音読してみました。
私自身、ピノキオのお話を通して読んだのは初めてだったのですが、「ピノキオの冒険」のタイトルにふさわしい、冒険とそれに伴う主人公の成長物語で、大変おもしろく読めました。でも、このお話を幼児に読むにはふさわしくない、と思う人もいるかもしれません。見ようによっては残酷な展開が多いからです。
子どもが、楽しみながら、自然に、「いい子になる」とはどういうことかを知ることのできる本ではないかと思います。
あと、この本は、挿絵が美しいです(挿絵の数自体はそれほど多くありませんが)。