秘密の花園 新装版

  • 西村書店
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本棚登録 : 413
感想 : 48
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  • Amazon.co.jp ・本 (354ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784890138951

作品紹介・あらすじ

突然両親を失いイギリスのおじの屋敷へ引きとられたメアリ。つむじまがりだった少女は、病弱なコリン、動物と話ができるディコンに出会い、ガーデニングを通じて心を開いていく。3人の子どもたちのひたむきさが、大人たちの心をも癒していく『小公子』『小公女』を書いたバーネットの感動の物語。

感想・レビュー・書評

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  • 愛情をもらえずに育った女の子が 開かずの庭園と
    出会い植物を育てるかのように 自分の心を開き
    育てっていくというストーリーだが 庭園をよみがえらせて
    いく様子は イギリスという当時の時代背景も感じさせつつ
    知らず 知らず 引き込まれてしまう。

    主人公の女の子がどのように 心を開き 暗い女の子から
    明るい女の子へ 変貌していくのか  読む度に感じ入る
    ところがあります。

  • 楽しく懐かしさいっぱい。

  • 誰もでいる出来ない花園が、この御屋敷のどこかに存在しているー。
    幼い頃に一度は読んだことがある人も多いのではないでしょうか?
    でも、この版の”秘密の花園”は特別。
    出版されたほぼ全ての版を読んだ私がオススメする、
    『世界で1番美しい』秘密の花園です。
    未読の方も、この機会に是非!

    【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
    https://opc.kinjo-u.ac.jp/

  • 秘密の花園
    を読むならこの本だと思う

  • 両親から愛情を与えられず、使用人達に甘やかされて育ったメアリーはわがままで気難しく、可愛げのない少女だった。両親の死をきっかけにイギリスのヨークシャーに住む叔父の元に引き取られるメアリー。彼女はそこで様々な人、動物と出会い、秘密の庭園の発見により少しずつ変わっていきます。
    読んでいて心が暖かくなります。寒いこの時季にぜひこの一冊!

  • 秘密の花園はミステリー作品では全くないのですが、数々の謎や秘密を一つずつ紐解いていく所が若干ミステリー仕立てといいますか、読んでいて凄くワクワクします。

    それに、なんと言ってもお庭や人間が、本来の美しさを段々取り戻していく描写が緻密で丁寧です。

    挿し絵も思わず見入ってしまう程綺麗で、特に秘密の花園とメアリの変化の描き分けが素晴らしかったです。何度も見返してしまいました。

    登場人物も思わず話し掛けてみたくなる程魅力的な人達ばかりです。あまり好ましくない点があっても、善い所だってあるキャラクター達の活躍を見てると、人は一面では語れないんだなという事が身に沁みます。

    と、まあ秘密の花園を好きな点は多々あるのですが、私にとって作品一番の魅力は主人公のメアリです。
    メアリ・レノックスが可愛すぎて心鷲掴みにされました。
    怒りの方向性が少しズレてる所、恐れを知らず行動しまくる所、怒られても気にしない不遜な所、喧嘩した時にびっくりして黙っちゃうんじゃなくて怒りのままに喚き散らす所…
    模範的良い子じゃ全くなくて、ツンデレってわけでもない。普通の小さな女の子のメアリが本当に本当に可愛いです。

    最初はつむじまがりな上元気もなかったメアリですが、他人との交流や外でアクティブに動くことよって少しづつ心も身体も健康になっていったり、他人を気遣える優しさを身に付けたりとちょっとずつ成長していきます。自分の行動を振り返りつつも過度に反省もしない。素直に大きくなっていくメアリが素敵過ぎました。

    彼女、結構悲惨な境遇をしてるのですが、自分の現状をあまり悲観せず、ありのままを受け入れている所もさっぱりしてて好きです。


    メアリ大好きなので、最後の最後でコリンに主役取られちゃった…と感じ昔は寂しく思っていました。
    ですが、メアリがコマドリを始め沢山の人や生き物から幸せのヒントを貰った様に、次はメアリがコリンへ幸せのバトンを渡す事で物語は完成したんだろうなと今は思います。
    メアリは、コリンにとっての幸せを運ぶコマドリだったのかもしれません。

  • 女子栄養大学図書館OPAC▼ https://opac.eiyo.ac.jp/detail?bbid=2000060925

  • 流石、100年以上読みつがれているだけの事はある児童文学だ。精神的に病んだ人間が田舎の広大な自然や優しい人達によって回復するという、今でも通じるストーリーにちょっとしたお屋敷ホラーや死の匂いが漂う設定、巧みな情景描写とスキがない。
    ただ、気になったのは途中から主人公がメアリからコリンに代わってしまったこと。もっとメアリを最後まで描いてくれ…。

  • 子供の頃に出会った一冊。

    情緒豊かにしてくれたかのような本です。
    世界観も可愛いんですが、
    人間が特に女の子が成長する為に必要な
    こころ  についてわかりやすく伝えてくれているような物語です。

    たまに読み返して癒されてます。

  • 秘密ってわくわく

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著者プロフィール

フランシス・イライザ・ホジソン・バーネットは、1849年イギリス・マンチェスターに生まれたが、幼い頃父を亡くし、16歳で一家とともにアメリカへ渡る。1873年、医師のスワン・バーネットと結婚、二人の男児をもうける。1886年『小公子』を発表し大ベストセラーに。1905年『小公女』、1911年『秘密の花園』を発表し、世界的な児童文学作家としての地位を不動のものにした。ニューヨーク州で余生を送り、1924年同地にて死去。

「2021年 『小公女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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