サブカルチャー神話解体: 少女・音楽・マンガ・性の30年とコミュニケーションの現在
- パルコ (1993年11月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (311ページ)
- / ISBN・EAN: 9784891943608
作品紹介・あらすじ
少女文化、音楽、青少年マンガ、性的メディアをその内容・歴史・データなどあらゆる面から分析し、システム理論によって戦後の若者のコミュニケーションに新たな光をあてる画期的なプロジェクト。
感想・レビュー・書評
-
60~80年代のマンガ、音楽などにその時代の若者たちがどうコミットしていたかを「システム理論」を用い分析。かなり硬い論文調。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
まだ私には難解な本であるが、後半においてはなるほどと思うところがあった。
-
サブカルチャー神話解体 宮台真司 他 パルコ出版
現代文化、特にポップカルチャー、サブカルチャーを研究する学生にとっては必読書。「少女」「音楽」「マンガ」「性」を
対象に、現代のコミュニケーションの実態を解き明かす、(出版当時としては)新しい画期的なプロジェクトであった。
巻末の「参考文献」「サブカルチャー年表」は貴重な資料となる。(2010:清水均先生推薦) -
1993年に刊行された単行本で、宮台信司氏が主導したか(?)、とも思われるが、石原英樹氏、大塚明子氏との共著。その後、2007年に筑摩書房から増補版が刊行されている。増補版も、同じ3氏による共著。
-
\500
-
とにかくライトなテイストだった。いまこそ深め、補完する必要のある本だと思う。
-
システム理論を用いた、各種サブカルチャー(音楽、漫画など)の歴史分析・内容分析・統計分析・理論分析を通じて、人々の<世界解釈>とコミュニケーションのあり方の変化についての研究。
いかんせん出版が10年以上前なので、研究の対象になっている音楽や漫画ついては、当時小学校に上がりたてだった私はピンと来ないが、それにしてもこの研究は目を見張るものがある。
特に予期理論を用いた、音楽ジャンルの嗜好についての人格類型調査は圧巻だ。
願わくば、この研究を発展させる形で、新たなサブカルチャー研究が出て来て欲しいものだ。 -
宮台真司のキャパはものすごい。聞いている分にはとても楽しい。
-
まあけっこう緻密な展開だこと。もっと写真資料がほしいな、と思ったり。
-
ありがちなサブカル分析ではなくて、あくまでサブカルをもとにしたコミュニケーション分析の本。だからサブカル好きが読んでもイマイチかもしれない。
そういうのが好きな人はおもしろすぎな本でしょう。
オレそういうの好き。