- Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
- / ISBN・EAN: 9784892031588
感想・レビュー・書評
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老子の、自然の流れに身を任せ、その内の独自の性質に従えという、いわゆるタオイズムを、プーさんの物語を交えながら、分かりやすく書かれている。自分独自の性質というものを見極めることが大切で、その感覚に素直に従って、逆らわず生きること、すると、「なぜだか」万事うまくいく。
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「くまのプーさん」と「プー横丁にたった家」を愛読していた人で、
タオイズムのことを知りたいと思う、初心者にはとってもありがたい本だと思う。
(という人って、そんなにいるのかしら? と、思ったらこの本、結構なベストセラーでロングセラーだった)
そうか、タオイズムって、あのプーさんの「なんにもしないをする」って、ことなのか……。と、思いいたる。
プーさんの言っていることって、時々わかんないなあ、ちょっと難しいかも……と、思っていたのが、この本を読むと「あ、だからか……」と合点がいくような部分があるように思う。
子どもの本を侮るなかれ、子どもの本とは、大の大人が自分の哲学を子ども語に翻訳しているものなのだ。
なので、哲学を持たない作者の児童書は、つまらないことこの上ないのだと思う。 -
プーさんを引用しながらプーさんの2次創作もしつつ、老荘思想を解説し、同時に現代社会を批判する本です。よくまとまっていて、読みやすい本です。あるがままの自分で無理なく進めば道はおのずとひらく、という内容には、まったくごもっともだと思いました。自分として生きてゆく力のような物をいただきました。
ただ、翻訳のせいなのか、原著からしてそうなのか、はたまた時代の雰囲気なのか、口調にちょっと自分とは合わない癖のようなものを感じて星がひとつ減りました。 -
2017/11/20 16:02:26
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イスガシ・スギカエルの典型だと思いながら読んだ、自分が。
だからもっと気楽にいきたいと考えたりつぶやいたりしていた、でもどうすればいいかわからなかった。
この本を読んで少し考え方が変わった気がする、というか明確に変わった。 -
プーさんの話に基本線として横たわっている老子の"タオイズム"をフォーカスしています。大学生の時(20年以上も前!)に読んだ本で、当時は女子何人かに貸した記憶がありますが、本当に理解できてたのかなー???
(とか疑わないのがタオイズムか・・・) -
プーさんをなめんじゃねえぞ?ってとこでしょうか。でも、自分にとってはつまらなかった。内容がつまらなかったというよりも、筆者と気が合わないんだと思う。
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バイブルの1つ。
せかせかしたココロにゆとりを与えてくれる。
大事な1冊。 -
プーさんを通してタオイズムを知る本。
プーさんのおもしろさは よくわからないけど、解説部分は易しい。
自然に任せて生きよう...みたいなことかなあ?
これを読んでる間に爆笑問題の放送で「クマのプーさんが無職になったら、プーのクマさん」が頭から離れなくて、イマイチ読み込めなかった。