ニコラス・グリーブのゆうれい

  • ビーエル出版
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本棚登録 : 52
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本
  • / ISBN・EAN: 9784892386954

感想・レビュー・書評

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  • 年をとってお墓に埋められたニコラス・グリーブの骨をいたずらな子犬が一本掘り出し、もっていってしまった。それから毎年、ニコラス・グリーブは「ホネヲサガスノダ」と出てくるように…。
    一方、骨は思いもかけず壮大な旅をすることに。
    ニコラス・グリーブは骨がない、と訴えるだけで悪さをするわけでもないし、骨だって自分に意志があるわけでもない。ちょっと気味悪くて、ちょっと笑えて、思いもかけずたっぷりと楽しんだ。
    高学年の読み聞かせに面白いと思う。男の子が食いつくだろう。

  • 「盗まれた骨を求めて日夜さまよう、ニコラス・グリーブのゆうれい。はたして骨はもどってくるのだろうか。次々にふりかかる運命のいたずらに、思わず引きこまれてしまう、ドラマチックな絵本。」

    埋葬されるた骨を犬が掘り返しちゃって、成仏できないよー。さまようゆうれい、ニコラス・グリーブ。
    怖い?いや、壮大な楽しい物語、展開が気になる~。
    高学年への読み聞かせに。

  • 死んだニコラス・グリーブの骨が犬に掘り起こされる
    骨は馬車に乗って海まで行って船が沈んで沈没して魚網に引っかかって売られて…
    100年後カバンの取っ手になって子孫のもとにたどり着く
    犬に取られて埋めたところが元の墓だった

    リズミカルでテンポがいい
    おどろおどろしさの中に笑いがある。

  • 風が吹けば桶屋が儲かるのようなお話でしたネェ。

  • 誰にでも来る、いつかをオブラートに包まれている

  • ある年の暮れにひとりの老人が死んだ。
    老人の遺体は翌朝埋葬されたが、ちょっと墓穴が浅かった……。
    犬がくわえて持ってっちゃった大腿骨の運命や如何に?
    今年もまた老人の霊が嘆き悲しむ声が響き渡る!!

    本格的な怪談かと思いきや、お話は静かなマサチューセッツの谷間の農家を飛び出し、一気に北極海へ。そしてまさかの大団円。
    繊細でちょっと怖いんだけどどこかとぼけた感じのタッチの絵は、S.D.シンドラーによるもの。既視感があると思ったら『空飛び猫』のカットも描いていらっしゃる方でした。

    あー面白かった。☆4つかなあ……って思ってたんですけど、表紙の「ニコラス・グリーブ」の「ー」がくだんの骨の絵になっているのに気付いた瞬間、ハートを鷲掴みにされました。
    好き!!!この絵本欲しい!!!

  • 三年生の読み聞かせしようと借りたけど、ちょっと怖いかも。時間はザッと読んで十分くらいなんで朝自習向きではないですね。でも、高学年にはおもしろいかな。

  • 2011年1月24日

    <THE GHOST OF NICHOLAS GREEBE>

  • 怖いよう;;

    図書館のお話会で読んだりするぶんにはいいけど、
    好きこのんで自宅に買い置きしたいとは思いづらい本だなあ。

    でも、出版されているからには、
    ある程度の購入数が見込まれているんだろう。
    世の中いろいろだ。

    あ、怖いといっても、ホーンテッド・マンション的な怖さですよ。
    文・絵とも、絵本としての完成度は高いと思う(暗いけど)。

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