- Amazon.co.jp ・本 (197ページ)
- / ISBN・EAN: 9784894192607
作品紹介・あらすじ
聖夜を背景にカーネギー賞作家ら5人が語る奇怪な物語。
感想・レビュー・書評
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クリスマスの夜の怪談話。
チリチリと燃える暖炉のそばで聞きたい物語。
なぜって?
だって、暖炉が付いていてもやたらと寒いからじゃないか......。
『メグ・アウル』
ある日見つけた青白い卵。
なんでこんなに温かい?
僕はそれに触れると欲しくてたまらなくなった。
そしてそいつが孵る時、悪夢は始まった。
そいつのために生きなければならない恐怖を君は知ってるかい?
そいつに魅入られたが最後、逃れるすべはないんだ。
僕?僕は、なんとか逃れたよ。
でも、きっとまたそいつはやってくる。
そいつは死なないんだ。
ところで、ねえ、なんで君はその卵をさっきからずっと大事そうに抱えてるんだい?
『荒れ野を越えて』
ちょっとした教訓を教えてやろう。
あれはまだ小さい頃だった。
家に帰るために近道をしたかったんだよ。
そうしたらさ、会っちゃいけない者たちにあったんだ。
死者たちさ。
彼らは心臓と魂を要求してきた。
彼らにはそんなもんはないからね。
そうこうしてるうちに彼らはもっとたくさんのものを要求してきた。
負ければ終わりさ。
だから必死で考えた。
「あたしが怖いのは、朝の小鳥のさえずりだけ。
あたしの心臓は動かない。
だけど心はあこがれている。
昼間は消えて、夜ははっきりと姿を現わす」
なんだと思う?
解ければここから出られるよ。
そうでなければ、荒れ野を横切ろうなんて思っちゃいけないね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
1よりはそんなに印象が残らなかった感じでした^^;