- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784894236486
感想・レビュー・書評
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読み聞かせ。10分。実存する戦争樹木のお話。イチョウの木と、ある親子のお話。
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あたたかいきもちになる絵本。小さい子へのよみきかせにはむかないかもしれない。でも、なにかをすこしでも感じてくれるのであれはよんであげる価値はある。
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2011年10月10日
装幀/DOMDOM -
戦災木が静かに語る、東京大空襲。
絵本ナビの「作者の宮川ひろさんからのコメント」も、胸にしみます。 -
浅草の戦災樹木をもとに描かれた平和への祈りの物語。
幼いカズヤはお父さん、お母さんでと手をつないで
観音様の境内にあるイチョウの木をだっこしました。
以来、カズヤは「だっこの木」と読んで、一家と木はとても仲良しでした。
しかしその頃、日本は戦争をしていてカズヤのお父さんにも召集令状が届きます。
カズヤもお母さんといなかへ疎開してしまいました。
激しい空襲で戦火に見舞われたイチョウの木でしたが、踏ん張りました。
カズヤと会える希望を抱いて・・・。
カズヤと木の再会。戦争が終わっても消えないお互いの傷。
平和への祈りを強く感じられる作品です。
文章は木の語り口調。
戦争ものの読み聞かせに向いています。