なぜ、「会社の数字」は達成されないのか?―ランチェスター経営社長のための実行計画書作り
- フォレスト出版 (2009年3月7日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
- / ISBN・EAN: 9784894513365
感想・レビュー・書評
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ランチェスター戦略のポイントをざっと解説してくれる1冊。
弱者の戦略と強者の戦略を理解できます。
経営を構成する大事な要因8つの概要がわかります。
1.商品戦略
2.営業地域戦略
3.業界と客層戦略
4.営業戦略
5.顧客維持戦略
6.組織戦略
7.資金・経費戦略
8.仕事時間戦略
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全1冊
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・社長の性格が経営規模を拡大することに関心が強い「量の拡大型」かそれとも経営内容をよくすることに関心が強い「質の充実型」かが、会社の将来に少なからず作用する。・利益性を良くするには、営業経費をできるだけ少なくすること。営業の「移動時間」「社内業務時間」を減らし「お客時間」「面談時間」を増やす。・弱者は、小規模1位主義。部分1位主義。・限りある経営力で強い業種や客層を作るには、不得意なものは切り捨て、最も得意な業種や客層に目標を絞ること。・お客に不便をかけたり、2度手間をかけないようにする。お客には感謝を態度で示し、好かれて気に入られるようにする。お客が思っている以上のサービスや役に立つことを実行して、お客から信頼されるようにする。
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同じ著者の別の本
"「ランチェスター経営」であなたの会社が強くなる"
の後に読んだため、個人的には新鮮味には欠けた。
当然ですが。。。
タイトルの「なぜ」に対する「なぜなら」の解はない。
むしろサブタイトルにある
「社長のための実行計画書作り」
をかなり具体的にサポートしている感じ。
対象としている読者は、
ランチェスター的"弱者"に属する会社の社長。
社長に対して
「勉強しろ。身の丈を知れ。考えろ。働け。」
というメッセージが、表現を変えながら繰り返される。
従業員は誰も言ってくれないだろうから俺が言おう、
という感じ。
実際の社長が読むことを想像すると、
好き/嫌いがはっきり分かれる本だと感じた。 -
とても具体的で、今日から実行にうつせる本。
1現実に即した計画を立てる
2毎日12時間半の仕事計画を立てる
3一年間続けると、仕組みが30個ほど出来上がる
一年で十分元が取れることが実感できるだろう。 -
著者はランチェスター経営で有名なコンサルタントの竹田陽一氏。
本書は「社長のための実行計画書作り」というテーマで
書かれています。
会計中心の「経営計画書」ではなく、
「社長の実行計画」という視点で、
しかも3ヶ月単位に落とし込むという考え。
非常に分かりやすく、中小企業の経営者にとって
とても参考になる本だと思います。 -
タイトルにある「なぜ達成されないのか」について知りたい方には合わない。この本は「なぜ」」ではなく、達成させるために「どうしたら」良いかが書かれている書籍だ。whyではなくhowなのである。ランチェスター経営に基づいた経営計画書の必要性と書き方が書かれているので、そのような内容について知りたい方にはお薦めできる。
しかし、タイトルと中身が違うので評価は2とする。
ネットで本を買うことが多い立場としては辛い。。。 -
栢野克己氏の師匠で、ランチェスター経営(株)の代表。竹田陽一先生が『従業員30名以下、特に15名以下の小さな会社の社長』に向けた経営計画書作りの為の一冊。
【経営理念とは】
経営理念を掲げるには「経営」と「理念」それぞれの意味を正しく理解することから始まる。
【経営を構成する大事な要因】
どのような経営内容にするか、将来どのような状態になっているのか、そのほとんどが、事業に対する『社長の願望や熱意』によって決まる。
【戦略】
1.商品計画
2.営業地域計画
3.業界・客層計画
4.営業計画
5.顧客維持計画
6.組織計画
7.資金・経費計画
【客層の戦略】
地域別の人口データを集めて、1歳ごとのグラフを作る。
【組織戦略】
仕事をする人同士の人間関係がもっとも重要と思ってしまうと、お客づくりに対して関心が薄らぎ、確実に業績が悪くなっていきます。 -
200910/経営計画を立てる時は「どういう方法で新しいお客を作り出すか」「どういう方法で、作ったお客を維持していくか」といった営業対策に最も力を入れるべき/多くの人は悪戦苦闘をして高い実績を出した後でないと、自分独自の考え方が持てない:だから経営理念は「当分の間空白にしておく」と、勇気を持って正直に書けばいい/経営を構成する大事な要因は8つ:商品対策・営業地域対策・業界と顧客対策・営業対策・顧客維持対策・組織対策・資金経費対策・仕事時間対策/ウエイト付けは「営業7分に商品3分」/「お客時間」「面談時間」だけが唯一、粗利益を生み出す可能性を持っている/弱者の戦略⇒/①小規模1位主義、部分1位主義の実行/②強い会社とは違ったやり方の差別化をする/③強い会社とは戦わず、勝ちやすいものや1位になりやすいものを目標に選ぶ(競争目標と攻撃目標の分離)/④勝ちやすいものを発見するために対象物を細分化する/⑤自社の強みを重視し、弱みは切り捨てる/⑥エンドユーザーへの直接販売を重視する/⑦営業はお客に対して直接的な働きかけを重視する/⑧営業地域は近いところをより重視し、地域の範囲は狭くする/⑨実行目標は1つに絞り、個別目標達成主義を重視する/⑩目標には1位になれるだけの経営力を集中して投入する/⑪経営のやり方には過去の習慣にとらわれることなく、思い切った革新を加える/⑫経営のやり方には見えを張らず、実質主義を重視する/⑬競争条件の不利な会社の社長や後継者は、長時間労働を実行する/⑭自社の経営情報を他社に知らせない。隠密戦の実行/時間をかけ、苦労して経営計画を立てる目的は「利益性を高めて良い会社にするため」/重点商品の「用途や性質」と「社長の性格や好み」を一致させる/市場規模が小さい重点商品を手がける/「シンデレラ商品」:営業には全く力を入れていないのに時々注文が入る/