三国志 (9の巻) (ハルキ文庫 き 3-9 時代小説文庫)
- 角川春樹事務所 (2002年2月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
- / ISBN・EAN: 9784894569546
作品紹介・あらすじ
強大な曹操の諜略に敗れた、馬超は、五斗米道軍の張衛の許に身を寄せる。劉璋の影に怯える教祖・張魯の言に従い、滞留の礼を尽くすべく成都へと向かう馬超。その先には、運命の邂逅が彼を待ち受ける。一方、孫権軍を合肥で破り、益州の劉備を討つべく漢中の侵略を目論む曹操。益州に立ち、孔明とともに曹操を迎え撃つ劉備。そして、関羽は、劉備の北征を援護すべく、荊州の大地にその名を刻む。北方"三国志"震撼の第九巻。
感想・レビュー・書評
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世代交代ってありますよね。どのタイミングなんでしょう。
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寂しく去っていく将を見るのは辛いものだ。
それと同時に馴染んでいた敵将が、あっさりと破れて死んだり病死したりするのは私にとっては同じくらい辛いものであるのだが、その辺はあまり描かれないことが多く、これまた淋しいことである。
敵将ながらあっぱれな将もいるのだが。 -
関羽討死。同盟先であった孫権の裏切りというこれまたドラマティックな。劉備や張飛と数年離れた場所での討ち死にというのはなかなか趣がある。
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最後の最後に、関羽の人となりが描かれた。ある意味、「実はいい人の張飛」よりもリアルな人物描写に思える。壮絶な最後だった。
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再読。
あぁ、関羽が亡くなってしまったじゃないか。
まだ9巻だよ。
時代が終わっていくよ…
次巻へ -
馬超の悲しみと絶望、張飛の優しさが目に浮かぶ。
新しく、劉備陣営に馬超が加わる。
そして関羽が劉備陣営から去る。
関羽の英雄的な死とでも言おうか。