文庫版三国志完結記念セット(全14巻)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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感想 : 87
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  • Amazon.co.jp ・本
  • / ISBN・EAN: 9784894569867

感想・レビュー・書評

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  • 学生時代に読了したもの。
    関羽が退場する9巻から読みふけったが、一番引き付けられた人物は周瑜だろうか。彼の最期に見えた白帝城はおそらく幻覚であったものの、そこから続く彼の物語を見たかったと思っている。
    演義などでは完全に孔明のかませ犬となっていたが、本来の周瑜はこうあるべきだと思っている。
    司馬懿のマゾっぷりには笑ったのと、曹丕とのやり取りには部下と上司という関係では終わらないと感じた。

  • 馬超が男前。

    歴史モノであると同時に、強さと弱さを併せ持つ生き方の読み物でした。

    • 官兵衛さん
      yuさんへ

      守るべきを守る。
      自暴自棄気味な馬超が、満ち足りた生活を守る事を良しとした事も、なんだかほっとするような心地になります。
      yuさんへ

      守るべきを守る。
      自暴自棄気味な馬超が、満ち足りた生活を守る事を良しとした事も、なんだかほっとするような心地になります。
      2021/12/04
  • 最高に面白い三国志はこちらです。

  • 三国志に熱を上げていた時期があって、その頃一気に読ませていただいた記憶。

    登場人物それぞれが魅力に溢れていた中で、なぜか私が印象深かったのは張飛の晩年だったなぁ。彼らしさ故の切なさがあった。文庫を手元に残しておかなかったのを後悔している。

  • 夢に向かってただひたすら駆け続けるかっこよさ。強い人であればあるほど、臆病で、人間らしい。負けを知っている者が強い。出てくる人みんなが個性的で、おもしろかった。関羽が死に、張飛も死んだ時は悲しかったけど、最後読みおわる頃には毎日死ぬ気で生きてきた人は後世に確かになにかを残していくとおもった。

  • 俺は『大・水滸伝』シリーズのほうが好き。そして、その萌芽が『三国志』の随所に垣間見られる。

    劉備が死んでからは、どうも盛り下がるしかない。あとは「泣いて馬謖を斬る」を描くしかない。

    劉禅の無能ぶりを、マゾヒスティックなまでにデフォルメして描いてほしかったけど、悪趣味かな。

  • 吉川英治先生の三国志は何度もよんだが、
    北方謙三先生の三国志は初めて読んだ。
    あまりに解釈が違うのでストーリーも人物像も結構違う。
    こちらの方が、描写が人間っぽい。
    最後の終わり方があっさりしていて、こんなもんかと思ってしまう。

  • 最高です。

  • 何より書き手の、心のひだの機微をとらえる目にうっとりとした。陰陽、男同士の黙した色気、とにかく素晴らしかった。

  • 周瑜が好きだ。

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著者プロフィール

北方謙三

一九四七年、佐賀県唐津市に生まれる。七三年、中央大学法学部を卒業。八一年、ハードボイルド小説『弔鐘はるかなり』で注目を集め、八三年『眠りなき夜』で吉川英治文学新人賞、八五年『渇きの街』で日本推理作家協会賞を受賞。八九年『武王の門』で歴史小説にも進出、九一年に『破軍の星』で柴田錬三郎賞、二〇〇四年に『楊家将』で吉川英治文学賞など数々の受賞を誇る。一三年に紫綬褒章受章、一六年に「大水滸伝」シリーズ(全五十一巻)で菊池寛賞を受賞した。二〇年、旭日小綬章受章。『悪党の裔』『道誉なり』『絶海にあらず』『魂の沃野』など著書多数。

「2022年 『楠木正成(下) 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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