うるさい日本の私、それから

著者 :
  • 洋泉社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (203ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784896913491

感想・レビュー・書評

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  • 『うるさい日本の私』が街中の(著者が不要かつ不快と感じる)「音」との戦いを主として書いた本であったのに対し、『うるさい日本の私、それから』は街中の「音」に加えて「標語」、(繰り返される)「定型句」等についての苦しみも書かれている。

    著者の分析はややこしいけど、「なるほど、そうかもしれない」と思わせられた。
    私は著者が苦痛を感じる諸々にほとんど何も感じていないらしい。
    苦痛を感じるようになりたいとは全く思わないけれど、全てを肯定したいわけでもない。
    必要だと考えているわけでもないと思うのだけど…。

  • 第2弾ともなると目新しさがなくなって、論調も同じ部分を何度も徘徊しているだけな感じ。

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著者プロフィール

1946年生まれ. 東京大学法学部卒. 同大学院人文科学研究科修士課程修了. ウィーン大学基礎総合学部修了(哲学博士). 電気通信大学教授を経て, 現在は哲学塾主宰. 著書に, 『時間を哲学する──過去はどこへ行ったのか』(講談社現代新書),『哲学の教科書』(講談社学術文庫), 『時間論』(ちくま学芸文庫), 『死を哲学する』(岩波書店), 『過酷なるニーチェ』(河出文庫), 『生き生きした過去──大森荘蔵の時間論, その批判的解説』(河出書房新社), 『不在の哲学』(ちくま学芸文庫)『時間と死──不在と無のあいだで』(ぷねうま舎), 『明るく死ぬための哲学』(文藝春秋), 『晩年のカント』(講談社), 『てってい的にキルケゴール その一 絶望ってなんだ』, 『てってい的にキルケゴール その二 私が私であることの深淵に絶望』(ぷねうま舎)など.

「2023年 『その3 本気で、つまずくということ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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