- Amazon.co.jp ・本 (427ページ)
- / ISBN・EAN: 9784897841571
感想・レビュー・書評
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児童書だけどココには狂おしいまでの切ない恋があるのです。きっと何度同じ場面があってもココは同じ選択をする。何度生まれ変わっても。人形とネズミと猫が出てきます。悪役でさえも憎めなくて楽しい。でも切ない物語。
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衝撃的な最後。たかどのほうこさんの文いいなあ。途中の詩の部分、読みにくいけどいい。
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表紙画像がないのが残念。高楼方子さん。人形ココが生命を得て経験するいろいろの、かなり厚くて長いお話。
挿絵がかわいらしくて、使われていることばもたしか易しいものが多かった気がするのだけど、それとは対照的な怖さをどことなく感じた。「人形」というもののもつ性質なんだろうか。タイトルにも詩ということばが使われているけれど、長い長い詩を読んでいるような印象の物語。
読んだ直後は好きになれなかったのだけど、いま思い返してみるともう一度読んでみたくなる。もしかしたら、高楼さんの本のなかでいっとうのお気に入りになるかもしれない。 -
岐阜聖徳学園大学図書館OPACへ→
http://carin.shotoku.ac.jp/scripts/mgwms32.dll?MGWLPN=CARIN&wlapp=CARIN&WEBOPAC=LINK&ID=BB00502066
有名な美術館の絵がすり替えられる!人形のココとネズミ達は、ネコの一味と対決します。ところが、―物語は500年前の幻想的ともいえる戦いへと思わぬ展開に!大型新人520枚の意欲作。(書店HPより) -
「人形のココは、ある日子ども部屋で金色の鍵を拾い、小さな女の子のすがたになります。春風に誘われ、初めてフィレンツェの街にでたココは、そこで出会ったやくざなネズミ「ヤス」に恋をするのでした。しかし無垢なココはヤスにだまされ、借金のカタにネコに売られて、召使いとして暮らすことになります。どうしようもなく恋い焦がれる気持ちと正義感とのあいだで揺れながら、ココは名画の贋作をめぐってネコ一味との攻防に巻き込まれていくのでした。
読んであげるなら ―
自分で読むなら 小学高学年から」
(福音館HP紹介より) -
少女漫画喫茶で紹介されていたので読んでみたが、この歳になって不条理ファンタジーは無理だった。
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かなり読み応えがありました。
恋するときめき、ネズミの友人との愉快なやりとり、手痛い裏切り…そして衝撃の結末に胸が苦しくなりました。終盤のサン・ロマーノの戦いの章がとても印象深いです。 -
中学生の時に読みました。読み終わって、しばらく「あぁ、終わっちゃった・・・」とぽけっとしていた記憶があります。それだけ読み応えがあったんです。